2017年秋アニメ所感

あけましておめでとうございます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、2017年秋アニメは粒ぞろいで大豊作なクールでしたね。

という訳で前置きはこんなもんにしてさっそく紹介に移りましょう。

最終話まで観た作品についてしか語りませんがご了承ください。

 

魔法使いの嫁 (WIT STUDIO)

ヤマザキコレ原作の本格ファンタジー作品。今期オススメしたい作品のひとつ。

妖精や悪霊の類が見えてしまう特異体質の少女智世が、不気味な容貌の魔法使いエインズワースに弟子として引き取られ、様々な人やものと出会うというストーリー。

シンプルに出来が極上で、ストーリー、作画、演出などどれをとっても素晴らしい作品。さすがはWIT STUDIOといったところ。物語のテンポ感が非常によく、飽きさせない上に上質な演出も相まって30分が一瞬で持っていかれる。

レイアウトや色彩も大変良く、丁寧に時間と人員をかけて作られているんだなというのが解る。赤や緑、青といった原色の使い方が非常に上手く、シーンや人に合った色合いが華やかに映る。

とにかく全てが100点満点の作品でした。1月から2期も始まる為、まだ観てない人は年末年始の時間のある時に予習しておくと良い思いが出来ると思います。

 

宝石の国 (オレンジ)

市川春子原作のファンタジーフル3DCG作品。今期覇権候補のひとつ。

人型の宝石たちが暮らす世界で、主人公フォスフォフィライトが他の宝石たちとの関係や襲来する月人との闘いの中で成長し、変わっていくというお話。

最近作品数を増やすフル3DCGアニメの中でも異質で、特に質の高い作品。レイアウト構成が非常に巧く、ダイナミックなアクションもさることながら、動きの少ないシーンであっても視点やキャラクターの立ち位置などから拘りを感じる。強力な演出力も相まって爆発的な良さを創出している。ヤバいですよこれは。

また、登場人物間での感情のやり取りであったり主人公の変化などが手に取るようにわかる表情や動き、間合いの取り方などとにかく情報量が多くて情報に溺れたいオタクにもお勧め出来る。

シンプルに絵として見ているだけでも大変美しく楽しいので是非観てください。今期推せるアニメの中でも特に素晴らしい一作です。

あのねえ、最終話の辰砂ですよ。ええ。

 

つうかあ (SILVER LINK.)

つうかあは神。今期圧倒的覇権候補。(豊作すぎて覇権のひとつとしてしか扱えないのが悲しい)

作画などはもちろんの事ながらとーにかく脚本と物語の構成が素晴らしすぎて感動した。1話単位での完結性が極めて高く、物語の密度が均一でありながら上質で滑らかなムースのような仕上がり。良いですか。つうかあを観なさい。

レーシングニーラーというレーシングスポーツで今期優勝を目指す(完全に優勝してる)女子高生達の熱い絡みの話なんですが、何が素晴らしいってとにかく登場人物がコーチ以外全員百合カップルで、それぞれの異なる関係性を鬼のような濃密さで描いており大変つよい。レーシングニーラーはドライバーと荷重をかけるパッセンジャーとに役割を分けて2人で運転するレーシングスポーツなんですが、まずこの時点で濃密な百合が展開される事はわかるでしょ? 更に運転中は互いの事が見えないから各々の事を十全に理解している必要があると。完璧に理解出来たでしょ、百合なんだよ。

登場チームは7チーム。主人公の三宅女子高校側車部宮田ゆりと目黒めぐみは幼馴染で、初めはレーシングニーラーを運転するのが好きで、お互いのことが好きでやってきたのにイケメンコーチが来たことでいろいろあって険悪になり、そこから最終話まで他チームの百合プロブレムを解決したりしながら自分たちの関係についてなあなあにしてきた訳なんですが、最終2話で自分たちの問題に直面して最終レースに挑むというヤバいお話でもうね、これは観てくれとしか言いようがないんだよな。

つうかあを観てないオタクはフェイク。人生をやってない。良いか。つうかあを観ろ。

 

魔法陣グルグル (ProductionI.G)

衛藤ヒロユキ原作のギャグファンタジー作品。永世覇権。

魔法陣グルグルは1994年にもアニメ化されていたが、今回はこれをリメイク。大変素晴らしい出来で、永世覇権の称号を与えたい出来だった。つうかあ同様今期はあまりに豊作すぎて今期覇権とはっきり言えないのがつらい。覇権に値する作品なので是非観て欲しい。

作画、演出、脚本、美術、とにかく全てのレベルが大変高度な作品。可愛さに対する拘りがつよく、石上静香演ずるククリの可愛さが半端ではない。人間が到達できる可愛さの極致。作画は全編を通して安定しているが、ファンタジー冒険譚らしい巧いウソの吐き方も見所で、ダイナミックな動きやカメラワークが大変魅力的。

ギャグとシリアスのバランスが絶妙で、飽きの来ない怒涛の畳みかけが強すぎる。20話の「抜け出せ! レフ島」などたまにそのバランスを崩してくる回が挟まれることも飽きずに観られる要因になっている。

どの要素をとっても完璧な作品なので是非観てください。

 

血界戦線 & Beyond (ボンズ)

内藤泰弘原作の現代ファンタジー作品。1期に引き続きクオリティの高い作品。

異界と現世が交わる街ヘルサレムズロットで、神々の義眼を持つレオナルド・ウォッチが秘密結社ライブラのメンバーと共に様々な事件を解決しながら成長するというストーリー。

1期からメインスタッフがガラッと変わり若干雰囲気やテンポ感が変わったものの、クオリティの面では変わらずどの話もハイクオリティな仕上がりとなっている。どちらかといえば原作のテンポ感に近づいたように感じる。

今期はライブラメンバーそれぞれの生活を描きながらレオナルド・ウォッチの成長にも焦点が当てられており、1期でザックリと把握した登場人物の人物像を更に掘り下げる作りとなっている。最終話前4話あたりは特にレオナルド・ウォッチの成長譚としての演出力が高く見甲斐がありオススメ。

1期も含めて大変面白い作品なので是非観て頂きたい作品。作画などはもうボンズパワーなので言うまでもない。

 

ボールルームへようこそ (ProductionI.G)

竹内友原作のボールルームダンスを主題にしたスポーツ作品。作画のクオリティが高く是非観て欲しい作品のひとつ。

内気で自身の無かった主人公富士田多々良がボールルームダンスと出会い、他のダンサーたちとの関わりの中で自己表現や主張を覚えていくという物語。

今期は連続2クールの2クール目だったが、灰汁の無いスッキリとした仕上がりで観ていて気持ちが良かった。注目すべきは作画で、バンクも多いものの説得力のある表現が随所に見受けられ、I.Gの作画力の高さを再認識する作品。テンポ感は若干悪いが、それを補って余りある構成力とキャラクターの魅力で怒涛の30分を毎話届けてくれる。

多々良ペアの成長譚もさることながら、今期のライバルである釘宮さんの物語も多々良との良い対比となっており素晴らしい。最終話近辺で観られるダンスに真摯に取り組む者同士のアツい闘いは圧巻。最終話のカタルシスは今期でも一二を争う出来。

前今期共に非常に高いクオリティなので是非とも観て欲しい作品。

 

食戟のソーマ 餐ノ皿 (J.C.STAFF)

附田祐斗原作の料理バトル作品。今期覇権争いに食い込んだ安定した良作。

1期2期に続いて、主人公幸平創真が料理勝負をしまくるお話。

2期ではテンポ感や作画の乱れなどかなり不安になる要素が多かったが、3期は1期並みのクオリティと安定感で上位争いに食い込んできた。制作が追いついてなさそうな雰囲気はあったが、緩急の付け方が上手く見所や重要なシーンではバッチリ決めてくれた。信頼。

やはり演出が絶妙で、飽きが来ない上に胃もたれもしない仕上がり。上質。

2期の低迷が気になっていただけに復活が嬉しい一作。1期2期と観てきた人には是非とも観て欲しいが、2期の緩慢さもあり3期ともなると新規に勧めるには少しハードルが高い。興味のある人はどうぞ。

 

クジラの子らは砂上に歌う (J.C.STAFF)

梅田阿比原作のファンタジーアニメ。美術・作画共に極めて美しく、設定が良く作りこまれた世界観が十全に表現されている良作。これは完全な好みなんですが、脚本やお話そのものがあまり好きではないので評価を下げています。合う人には合う作品だと思う。

砂漠を放浪する砂クジラの上で平和に暮らしてきた人々が、とある事件を端緒として世界の在り方に触れながら、多くの人々の死と共にいろいろと変わっていくというストーリー。

先に述べた通り美術や作画のレベルが非常に高く、どのシーンをとっても一枚の絵として完成度がすごい。レイアウトの段階でよく練られているんだろうなというのが良く解る。エフェクト作画やパーティクルの表現なども美しく、アクション作画は物体の重心が手に取るようにわかる程のレベル。大変いい。

私の感覚で悪いんですが、登場人物に全く移入できなくて、こう、登場人物の感情にリアリティが全く感じられなかったのが結構厳しかったという部分はある。ネタバレになるので回避したい人はこの後を読まないようにして欲しいんですが、砂クジラの人間はフルセットの感情を持っていて、彼らを晒し物の罪人として砂の牢獄に閉じ込めた帝国の人間は感情を別の生き物に捧げていて砂クジラの人間を異質な罪人として認識しているという構造が「物語内の人間と視聴者側の人間」という構造の再現になっていてメタ的な二重構造を意図的に作ってるんだとしたらとても凄いと思うし、移入しづらい性質をキャラクターに乗せる技術は半端じゃないなと思うんだけどたぶんそうじゃないよね?(識者の意見を問う)

ともかく観るべき部分があったので最終話まで観たは観たけれど、個人的にはあまり好きになれなかった。それはそれとして美しいので次クールも観るし合う人は合うのでとりあえず皆さん3話辺りまで観てみると良いと思います。

 

少女終末旅行 (WHITE FOX)

つくみず大先生原作の終末ファンタジー。俺はつくみず信者なので語るべき口を持たない。

主人公のチトとユーリが文明の崩壊した未来都市を愛車ケッテンクラートに乗って旅行し続けるというお話。

原作の虚無感や空疎な感覚がずぼっと抜かれて美しさとかそういう要素が突っ込まれていて少しつらかったが、終盤(特に9話以降)は原作の雰囲気に近く結構よかった。

いやもう原作が好きで何を言っても嘘になりそうなのでちょっと少女終末旅行に関しては何も言う事が出来ません。すまん。

 

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series (Larche)

皆さんご存知時雨沢恵一原作キノの旅のリメイク。非常に出来が良くお勧めできる作品。

旅人キノが自我を持ち話す二輪車エルメスと共に各地に点在する国を訪れる物語。1話完結式で、原作の出来がそもそも良いので1話1話のクオリティは担保されている。また、原作を読んでオチを知っていても楽しく観ることが出来るような演出が加えられており、実際面白い。

個人的には最終話のBパート以降の持っていき方が大変好きで、今後の展開を期待できる嬉しい演出だった。作画に関しても申し分なく、全編を通して満足できる作品だった。

今期は他に良い作品が多くて若干埋もれているが良作。過去作を観ている人にもお勧めできる作品です。

 

妹さえいればいい (SILVER LINK.)

平坂読原作の日常系ヒューマンドラマ。賛否あるかもしれませんが俺は好きだよ。

ラノベ作家である主人公の羽島伊月が友人と送る日常が描かれている。アクションはほとんどないので、作画もまあ崩壊はしないけど別に良い訳でもないという感じ。

原作中でもよく描かれているというボードゲームの紹介パートが個人的には結構好き。

ストーリー中では創作者のリアルがよく描かれており、等身大の登場人物たちが個々の悩みを抱えながら、その悩みが完璧に解決するという訳でもないが少しずつ前進しているのが解る構成で、かなり感情移入して観ることが出来る。

駄作ではないが誰にでも勧められる良作という訳でもない、人を選ぶが面白い作品だった。

 

干物妹!うまるちゃんR (動画工房)

サンカクヘッド原作の日常系アニメ。うまるん体操踊れへん人間なんかおるんか?

1期同様、観る事に全くストレスの生じない作品。海老名ちゃんと濃厚お尻セックスしてえなあ。

1期を観て趣味に合った人は観ればいいと思いますが、別に1期を観た時に生じた感情以上のものが生まれた訳ではなかったので他に言う事はありません。

 

鬼灯の冷徹第弐期 (スタジオディーン)

江口夏実原作の地獄が舞台の日常(日常って何だ)系アニメ。BGMとして流すのに最適なアニメ。内容があまりないわりにたまに面白い事を言うのでちょうど良い。1期同様そういう感じなので3期があってもたぶん観るんだと思う。

別に人にお勧めできるわけではない。

 

十二大戦 (グラフィニカ)

西尾維新原作の現代異能バトルもの。これ映像化する必要あった?

干支にちなんだ十二家の人間がひとりずつひとつの街に集められ、ひとりの生き残りを決める24時間の死闘を繰り広げるというお話。たぶん原作は面白いんだと思う。

3DCGを先に作ってその上に絵を描く事でレイアウトや高度な動きを実現したアクションシーンが魅力的だが、終盤は作画パワーが尽きて3DCGのまま放り込まれていた。(まあそれは別にいいんだけど)

全体的に西尾維新らしい言葉遣いや表現が散りばめられているんですが、戦闘主体の作品ではあまり映えず(というかお互いの良さを損なっていて)、原作は面白いんだろうけど映像化には向かなかったんだろうなと感じる場面が多かった。

あとキャラデザがとてもダサい。

まあそういう訳で、興味のある人は観たら良いと思います。序盤のアクションに観るべき部分は多いが、別に面白くはない。

 

Fate/Apocrypha (A-1 Pictures)

正直Fate/Apocryphaに関しては序盤と終盤の戦闘シーンと22話(全部)の作画だけ観ればいいと思います。物語の展開に関しては完全に駄作だと思うし、23話で茶番勢以外死んだ段階でもう絶望しか残っていなかった。アストルフォくん早く死なねえかなと思ってたけど案の定終盤まで残ってて無理だった。

22話は全編通して観るべき話だったので作画のオタクは是非観てください。伍柏諭とかBahiさんを初めとした鬼パワーアニメーターの見本市で感動した。

とにかくしんどかった。

 

という訳で全15作完走でした。ちょっと少なかった気もしますし他にも良作があったと思うので、観るべき作品があれば教えてください。

それではみなさん良い2018年を。

【私選】観るべき2017年秋アニメ3選

何だかんだ言いつつ結局投稿してしまう汚いオタクを許してくれ。

今後は雑に3~5話時点で観て欲しいアニメを選定してこういう形で投稿するのと、最終話まで観たアニメを適当に紹介する形で1クール2回程投稿しようと思います。

感想を残しておかないと忘れてしまう年齢になってしまったのがつらい。

 

今回は2017年秋アニメの中でも特に観て欲しいアニメを3作紹介します。

1. 魔法使いの嫁

2. 宝石の国

3. つうかあ

既に観ている人はここで読むのを辞めてもらって良いし、詳細な考察なんかは(特に宝石の国など)他の人がやってると思うので、今期何を観ればいいかまだ決めかねているという人、まだこれらの作品を観ていないという人は是非読み進めてください。

 

魔法使いの嫁

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ヤマザキコレ原作 WIT STUDIO制作の今期イチ押しの作品。

今期の覇権筆頭候補というか1年に一作出るかどうかの傑作だと思います。

2016年から2017年にかけて劇場版OVAが放映されており、その上で堂々の地上波アニメ放映という覇道進行。

バケモンみたいな力の入れ方だな。

 

魔法使いの嫁を語る上で欠かせない魅力として

・重厚で完結性の高いストーリー

・一枚の絵としても完成されたレイアウト

・抜群の色彩に支えられる圧倒的な作画力

あたりが挙げられると思います。

 

ストーリーとしては、生まれつき特殊な性質を持つが故に社会から疎外されていた少女「智世」が魔法使い「エリアス」と出会い変容していく過程を追うという、大筋としては非常にわかりやすいもの。

しかしその上で重厚なバックグラウンドが物語の軸に存在するため、解りやすくも飽きない構成になっています。

物語の背景に存在する濃密な設定が話の枝を広げながらも、一話一話の完結性が非常に高いため、単話で観て面白く、更に大筋の物語を追っていく過程も楽しめるのがこの作品の醍醐味と言えるでしょう。

 

更に制作を担当しているWIT STUDIO進撃の巨人甲鉄城のカバネリなどで知られるように精緻でありながらもダイナミックな作画で有名で、魔法使いの嫁でもその力をいかんなく発揮しています。

中でも注目したいのは目に印象深く残る色合いと、巧妙に描かれたレイアウトです。

色彩設定を担当するのはスペース☆ダンディローリング☆ガールズでも色彩設定を務めた小針裕子さん。今あげた2作品も、その独特の色づかいが作品の雰囲気を決定づけていたと言っても過言ではありません。

特に今作で印象深いのは、ポイントで入る赤や青といった原色で、華やかな色合いながら作品そのものの深みを強調しています。

また、どのシーンを切り取っても一枚の絵として完成されていると言っていい程レイアウトが上手く、もうぶっちゃけこんなに美しい作品そうそうねえからとりあえず観ろよという感じ。

 

ともかく全てに満点を与えたい作品です。

初めに1年に一作あるかないかの傑作と言いましたが、これは誇張でも何でもなく今年の覇権は魔法使いの嫁でもう良いんじゃねえかな。(諸説あり)

 

 

宝石の国

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市川春子原作 オレンジ制作の3DCGアニメ

ここ数年で隆盛を見せる3DCGアニメの中でも随一の完成度を誇る良作。

アニメーションは言うまでもなく、登場人物の関係性が完全にオタクマインドにガッツリ食いこむやべえやつ。こんなん嫌いなオタクいないでしょ。

 

宝石の国を語る上で外せない魅力としては

・感情が表出するような躍動感あるアニメーション

・物の質感が手に取ってわかるようなすげえCG

・キャラクター間の関係性とその描写力

あたりですかね。

 

制作のオレンジはちょいちょいCGの下請けとしてエンドクレジットで見た事があるかなくらいの印象でしたが、初の元請け作品にして物凄いものを作ってくれたなという感じ。

正直宝石の国については@nyalraのブログ

nyalra.hatenablog.com

を読んでくれるのが一番魅力が解って良いと思うんですが、とりあえず他の3DCGアニメーションとの比較等も含めてそのアニメーションの良さ、技術の高さについて話していこうと思います。

 

躍動感のあるアニメーションと書きましたが、3DCGアニメは通常のアニメーションに対して躍動感であったり臨場感が出しやすいのが特徴です。

普通のアニメーションならばキャラクターをぐるっと回り込むようなシーンを描こうと思うとかなりの手間がかかる訳ですが、3DCGアニメだとキャラを回り込むようにしてカメラを動かすだけで済んでしまう(もちろんそれでも大変だけど)という点で、通常のアニメーションよりもよりリアリティがあって且つダイナミックなカメラワークが実現しやすいのは想像に難くないと思います。

ただ、それ故に作画でしか出せない味や外連味といった「巧い嘘」が吐きづらいというデメリットもあります。

最近話題になった3DCGアニメとして「亜人」が挙げられますが、亜人はその嘘をポイントで使うに留め、3DCGだからこそ出せるリアリティを全面に押し出した作品でした。

対して宝石の国は、今言った「巧い嘘」を随所に散りばめ、3DCGアニメながら通常のアニメーションで描かれるような動きを使った感情表現が多用されています。

そういった文脈で観ないと解らないじゃないかという人でも、一度観て頂ければキャラクターの感情が解る3DCGという点には賛同してもらえるかと思います。

 

また、いやほんとこの辺は詳しくないので語る口を持たないんですが、3DCGのテクスチャもマジ半端なくて完全に草!完全に宝石!完全に生物!って感じなので観てくれ。頼む。辰砂の毒の表現ほんと好き。どうなってんだ。

 

キャラクター同士の関係性はもう@nyalraのブログを読んでくれたら解るんですが、キャラクター間に張り巡らされた網のような関係性で完全にオタクを釣り上げようとしてるオタク定置網漁なので一緒に引っかかりましょう。最高だぜ本当によ……。

 

ただ、先ほど挙げたようにキャラクターの感情が動きで解る程アニメーションの質が高い分、声優の声と時折感情が一致してない印象を受ける場面が多く、3DCGアニメーションほど声優の質が問われるなと感じる事が多々あります。

そういった点でも3DCGアニメはまだ発展途上であり、その一番アツい過渡期を観られているのだという感動もありつつ、だからこそ生じる欲求不満もあります。

今からでも遅くはないので発達中の柔らかな膨らみを共に愛でましょう。

 

 

つうかあ

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にこいち原作 SILVER LINK.制作のヤベえ百合アニメ。

おいオタク、観ろよ。

レーシングニーラーというレーシングスポーツに挑む女子高生たちの物語。良いから百合のオタクは黙って3話まで観ろ。

 

つうかあを語る上で欠かせない魅力としては

・ヤベえ百合

・拘りのある百合

・豊かな百合

あたりが挙げられますね。

 

あのなあ、良いか百合のオタクども。つうかあを観てないって事はお前らつまりカレーライスカレー抜きを食ってるようなもんだ。

良いか。黙って観るんだよ。

 

物語の大筋としては三宅島で開催される女子高校レーシングニーラー(サイドカーレーシング)全国大会に出場する為に日本全国から百合カップルが集まって最高の関係性を築きながら百合をするって話だわかるか。

サイドカーレーシングという名前から解るように、サイドカー(バイクの横にもうひとり乗るスペースがあるやつ)でレースをする訳だが、運転手であるドライバーと、バイクに荷重をかけるパッセンジャーという役割を担ったペアでのレーシングスポーツである。

その時点で完全に百合なんだが、物語はカップルの間の関係性が事件を通じて新たなものに変わっていくという過程を追って進んでゆく。主人公ふたりが一番問題のあるカップルで、互いに性格が似ていて好きな人まで同じなのにお互いに仲良くなれず喧嘩ばかりしているというあーもうダメだこれ以上語ったら百合中毒で死んでしまう。

ちょっととりあえず最高だから3話まで観てくれ。俺はもうこれしか言えねえ。頼んだぞ。

 

 

という訳で久々の投稿でしたが完全に素晴らしい記事でしたね。せっかく書いたので誰か一作でも観てね。終わり。

オタクじゃないけどオタクブログ一時休止のお知らせ

一身上の都合によりオタクじゃないけどオタクブログの更新を一時休止させていただきます。

その内帰ってくるかもしれないし帰って来ないかもしれませんが、帰って来た時はまた読んでいただけるとありがたいです。

この半年みなさんのアクセスが動力源でした。

読んで下さっていた方々には謹んで感謝申し上げます。

それではまた。

2016年秋アニメ第二週所感

ちょっと今週は忙しく視聴が追い付いていませんがちょこちょこ追い付いていきたいところです。

そろそろ出揃ってきた感はあるのでどの作品を切るか若干頭の隅で考え始めなければなりませんね。

 

という訳で今週もいってみましょう!

 

亜人 (ポリゴン・ピクチュアズ) 14話

相変わらず面白い。ブブキ・ブランキに比べて余程洗練された良いフル3DCG作品だと感じる。あくまでもリアルな動きや表情に拘っているんだなというのが質感からしてよくわかる。まあ劇場版で既に作られたものの再構成なのでクオリティは担保されてるという安心感が強い。2クール目1話から予備動作無しの質タックルを加えられた感じがあって良い。個人的には最後の「もう終わってたんだ、夏休み」というセリフを介して永井くんの異常性とただの学生だったのだという事実を上手く演出していて良いなと感じた。良い初話でした。

 

うどんの国の金色毛毬 (ライデンフィルム) 1話

可愛い。シリーズ構成がゆゆ式の高松ナツコさんなのでもう観るしかないだろう。童女とはかくあるべしという可愛らしさを良く表現した良い1話でした。ケモナーにとっては大変喜ばしい展開でただひたすらに尻尾と耳とが尊いという印象が頭にこびりついた。パステルな色合いや可愛らしいモーションに加え、テンポ感もよく冗長さのあまりない構成で、今後どうなるのかという期待を感じさせてくれた。Cパートも可愛らしくて大変良く、ただただ手を合わせてその尊さを拝見するのみという感じであった。期待しています。

 

響け!ユーフォニアム2 (京都アニメーション) 2話

最高かよ。2話にして水着回ってもうね、最高ですよ。ありがとうございます。水着の種類だったり胸のサイズとの兼ね合いだったりに対する拘りが半端ではなく、それぞれのキャラに合った水着をチョイスして描いているのが最高だなという感じ。他にも合宿の描写で全員がジャージなところとか適当なTシャツを着てるところとか「あーこれこれ。高校吹奏楽の合宿ってこういう雰囲気だよなあ」と思い出させてくれるのが大変良い。鎧塚先輩がリズムゲームが全然手につかなくなってしまうシーンから寝床に入って麗奈ちゃんとコソコソ恋話をするところなんかはもう垂涎ものでした。寝床に入った時の髪の質感とか乱れ方が単なるアニメを超えたところにある何かという感じがしてもうただただ感服するしかなかった。最高でした。ありがとう京アニ

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (サンライズ) 27話

ん~~良い。相変わらず良いなあ。ひたすらに映像が綺麗で、焦点深度を利用した遠近法の表現や砂塵を描く事で出されるモビルスーツの重量感など鉄血のオルフェンズらしい表現が多く見られた良い回でした。脚本も背景設定が垣間見えるような内容で、新入りの彼も前話で「何やこの生意気な新人は」と思わせておきながら、その過去にあるアラヤシキとの確執を描く事で良いキャラクターとして映るような仕掛けが施されており大変良かった。キャラクター性と背景設定とを同時に映し出す岡田磨里の脚本の巧妙さが浮き出る大変良い回だったと思います。

 

終末のイゼッタ (亜細亜堂) 2話

質の高い良いアニメだと思います。特にレイアウトが抜群に良く、戦闘シーンを含めパッと観た感触の自然さと余白の使い方の上手さとに舌を巻く。演出としての嘘がありつつも動きやちょっとした表情にリアリティがあり、画面におけるこだわりを強く感じた。音声も良く、アバンタイトルの導入部や銃の発砲音など、リアルさを多少排する事で古さとファンタジーらしさのバランスを取っているところが上手い。戦闘機の窓越しにくぐもった声が聞こえるところなど演出としての旨みが強く、面白い表現だった。脚本もかなり良く、背景から個々の思想から様々なものが浮かんでくるような1話でした。大変良い回でした。

 

ステラのまほう (SILVER LINK.) 2話

相変わらず可愛い。ただひたすらに可愛い。それぞれのキャラの性格や設定などがじわじわ表に出つつ、ゲームを作っていく上でお互いの関係性を深めていく回という構成だったが、各々のキャラクター性が表れるようなセリフの作り方で、これと強く推せるシーンは少なかったものの、全体としてのストーリーの質は高かったと思います。これから出て来るであろう人物の影も少しずつ見え始め、これからどうなっていくのかと気になる作りになっていて良かった。良い回でした。

 

装神少女まとい (WHITE FOX) 2話

テンポ感が悪く、あまり良い印象ではない。ゆまちゃんが単なる我儘足手まといになっているというのがかなり大きい気がする。その内魔法少女になって共に戦うんだろうけど、それにしてもまといちゃんの意志がなさすぎる。作画に関しては1話に比べると質は落ちたが良いもので、アクション含めところどころでとても良い動きをしているなと感じる。全体的に観ると冗長で間の取り方が長いため、テンポ感が悪く感じるように思う。情報量が少ないというのも大きい。今後どうなるかに期待したい。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david studio) 28話

だが断る! 演出の光る回でした。いやー良いなあ。完全にスラングになっているシーンを映像化するのはかなり高いハードルだったと思うが、適当に収める訳でもなく過剰すぎる演出にする訳でもなくスマートに纏められていて素晴らしかった。ジョジョの戦闘シーンなどで色彩が変化する演出を更に洗練したような形になっていたのもよく、後味の良い引きにもなっていたという点でも大変評価できる。物語のテンポ感も軽快で、全体的に纏まりがよく完成度の高い回だったと感じます。大変良い回でした。

 

DAYS (MAPPA) 14話

うーん熱い。良いですねえ。DAYSは2クール目に入ってただ走るだけではなくなってから面白くなってきた印象が強い。これはRPGをプレイしてる時の感覚に近いのかもしれない。序盤は出来る事が少なくて一辺倒な展開になりがちだがある程度力が付いてくると出来る事が多くなってそれが楽しいと感じる感覚。DAYSも1クール目はただ走る事しか出来なかったがために物語に根性と走る事への執念じみたもので締める流れが出来ていたが、2クール目からはどう転ぶかわからないという一種の危うさのようなものがあり、それがお話を面白くしているという印象だ。演出もよく、これからどうなるかという期待を強く掻き立てられるものになっている。良い回でした。

 

TRICKSTAR -江戸川乱歩「少年探偵団」より- (トムス・エンターテイメント) 2話

2話にしても微妙でした。やはり脚本がいまいちだと物語が映えない。物語のラインが完結なのは良いが、主人公とそのペアの動機付けや行動原理が直情的で、特に腹を空かした小林が扉を破って中に忍び込み物を食べまくる部分などかなり無理がある。他にもうどんのカップは破壊されたのにも拘らず会場内のものは普通に食べる事が出来るなど、設定の作り込みが下手だなと感じる。多少の嘘なら演出として理解できるが、明らかな矛盾点というかそういう部分が2話にして出て来るというのはあまりよろしくないのではないか。探偵ものを謳うにしてはお粗末という印象。

 

ブブキ・ブランキ 星の巨人 (サンジゲン) 2話

あまりにナンセンスなので書く言葉も見つからなかった。ちょっとブブキ・ブランキに関してはもう名前だけ書く感じで勘弁してください。

2016年秋アニメ第一週所感

いよいよ秋アニメが始まりまして、今期もかなりインパクトの強いアニメが多いなという印象です。

人気アニメの続編もオリジナルアニメもどれも期待できる作品ばかりで、今期も忙しくなりそうですね。

 

それでは今期もいってみましょう!

 

 

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (マッドハウス) 13話

非常に良い最終回でした。夏アニメで最後に観たのがねじ巻き精霊戦記で良かった。勝利を味わわせこれまでの話を上手く総括したうえで、PVで出てきたセリフを最後の最後のCパートでぶち込んで来期を期待させる絞めをするという華麗な幕引きで、この収まりの良さは他のアニメには真似できないなという終わり方だった。ヤスカワショウゴ氏が脚本・構成を担当しているだけあってやはり面白い。アクションシーンの作画も相変わらず良く、陰影の使い方の巧妙さなども相まって「マッドハウスが作って正解だったアニメだなあ」と心底から思った。大変面白く、良いアニメでした。ありがとうございました。

 

響け!ユーフォニアム2 (京都アニメーション) 1話

端的に申し上げて最高だった。1期の完成度もかくやというほどの出来でした。正直なところ1期の完結感がつよくて、2期はどうだろうと思っていたが1話で一気に持って行かれてしまった。監督をはじめスタッフさんは1期のままの方が多く安心して期待できるだろう。第1話の演出は監督の石原立也氏と、あの1期8話(夏祭り回)を手掛けた藤田春香氏だったが、本当に隙のない演出とつなぎで絶妙なバランスが保たれているとんでもない回だったと感じる。冬シーンに始まり「おや」と思わせてから1期からの続きに戻ったかと思うと、今までスポットライトが当たっていなかった鎧塚先輩に注目させ、更に1期でははっきり触れて来なかったこれまでの問題に触れつつ最後は宇治川花火大会で優勝するというこれでもかという程のラッシュで、一時たりとも目を離せないような作りになっていて感動した。いやーもうね、最高ですよ。期待するしかない。視聴確定!(あとオタクじゃないけど00年代のオタクなので「3秒ルール」で少し感動してしまった)

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (サンライズ) 26話

長井龍雪が天才過ぎる。何だこの1話は。いや本当に凄いよ。1話丸ごとPV並みの完成度で出て来るとは思わなかったので驚いた。脚本としても1期を清算しつつ未来に向けた期待と不安を感じさせるようなもので、岡田磨里氏の構成が光っていた。新しいモビルスーツはカッコいいしコンテのレイアウトは抜群だし演出も外連味溢れる出来だしでもう文句のつけようがなかった。マクギリスが部下と話しているときの、左右対称ではないが二人の目線の交点が画面の中心点になっているレイアウトなんかはもう美しくて唸ってしまうレベルで、そういうカットがかなり多かったという点でも評価できる。いやーほんと素晴らしい一話でした。今後もよろしくお願いします。

 

Occultic;Nine (A-1 Pictures) 1話

うおおい滅茶苦茶良い出来だなあおい! センスが良すぎる。テンポ感の絶妙さとカット単位で入る情報量の高い絵、行きつく暇もないセリフの嵐でただただ圧倒されるばかりだった。A-1だけあって作画が良いのは言うまでもないのだが、美術監督アイマスも手掛けた薄井久代さんという事もあり繊細で良く描き込まれた背景にぬるぬる動くキャラがスッと馴染んで超絶な映像美となっていた。良く動くおっぱいに可愛いキャラクター、その中に潜むグロテスクさが良いアンバランスさを醸し出していてひたすらにハイセンスだ。エロ・グロ・ナンセンスを現代アニメに落とし込んだ良い1話だったと思います。今期覇権候補として圧倒的な存在感を1話で出してきたOccultic;Nine、注目するしかない。

 

ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 (ProductionI.G.)1話

すんばらしい出来でした。ひゃー本当に良い。OPからして覇権の風格といったところ。初めの雪山が大鷲に代わるところからしてもうかっこいいのに、黒背景の中で一人一人の動きをバッチリ見せるという演出だったりとにかく良いところを上げればキリがないレベルだった。さすがは夏目真悟氏といったところ。本編に関しても圧倒的なクオリティで、個人的には選手呼名からのハイタッチのシーンで各々のタッチの仕方にこだわりが見えたり、思いっきり叩きつけられた後の手のひっこめ方などが好きだったのだが、そこに限らず全カットにおいて細部まで描かれぬかれている良さに圧倒された。1期2期に引き続き良いものを見せてもらえそうなので期待しています。

 

DRIFTERS (フッズエンターテイメント) 1話

良いっ! 陰影のつけ方がかなり特徴的で、影の多い背景は平野耕太氏の絵柄にかなり忠実な印象。インパクトも強く、レイアウトも良い、本当にバランスの取れた良い一話だったと思います。色彩設定が夜のヤッターマンも手掛けたのぼりはるこ氏という事もあってコントラスト強めの良い色味になっていると感じる。背景の繊細さと裏腹にアクションシーンでの豪快なモーションや人物をかなりアップに撮るレイアウトのアンバランスさが、ある種の不気味さをもって画面に浮き出てくるというのもまた良い。演出も上手く1話としての脚本のおさまりも大変良かったので観ていて爽快でした。期待したい一作。

 

装神少女まとい (WHITE FOX) 1話

キャラデザが滅茶苦茶好き。インパクトは大きく、かつ可愛くて適度に下品な1話だったなと感じます。まといちゃんとゆまちゃんが本当に可愛らしく、表現などのテンプレ昭和感も相まって良い具合に仕上がっていた。設定の考証が良くされているんだなというのが解るような脚本で、ギャグのセンスも程よく、シリアスに転んでもギャグに転んでもおかしくないと思わせられた。(たぶんシリアスに転ぶんだろうけど) 美術設定が青木薫氏である事も相まってビジュアル面でも期待できる。WHITE FOX初のオリアニだけあって気合いが入っているなと感じるので気合いを入れて視聴継続したい作品だ。

 

ステラのまほう (SILVER LINK.) 1話

可愛い。超可愛い。いやSILVER LINK.さんさすがですわ。柔らかい空気の作り方を本当に熟知されているというかもう大変良かったです。のんのんびより川面真也氏が監督を務められていて、スタッフさんも結構のんのんびよりのスタッフさんが担当されてたりするようなので期待できる一作。掴みとしてゆるすぎずかといって真剣すぎない雰囲気作りが良く、物語にスッと移入する事が出来る。背景に関しても非常に美しく、随所に入れられるパステルな色合いも相まって、物語の雰囲気にかなりマッチした画面になっている。良い。大変良いですよ。脚本が志茂さんという事もあって期待できる。視聴決定!

 

終末のイゼッタ (亜細亜堂) 1話

亜細亜堂か……亜細亜堂!? 割と露出の多いシーンもあったので本当に亜細亜堂が作ったのか再確認してしまった。1話としては面白そうというか、歴史異史ものという事で期待できる部分は多い。設定としてもWW2辺りを題材にしつつスチームパンク的なカプセルが出たり魔法が出てきたりとワクワク出来るようなもので面白い。フィーネも可愛らしくセクシーで良い。そして作画もリアリティのある動きと派手な演出が映えるような堅実かつ上質なもので、安定感と派手さの両立したいい作画だったと思います。脚本が吉野弘幸氏だったのでスケベ的アレがこのキャラたちに襲い掛かるのかと思うとなかなか悩ましいところはあるが、期待できる作品だと思います。

 

ブレイブウィッチーズ (SILVER LINK.) 1話

溢れ出る00年代感。いやー良いですね。1話として十分な掴みと主人公の性格が良く表れた脚本で、正統派という印象が強い。飛び抜けて良いという事はないが安定感のある作画で、やはり空や雷の表現は綺麗で良かった。ただ、3DCGモデルの質感がのっぺりしていて若干背景から浮いているような印書で、せめてOPは手描き作画であって欲しかったという感じがある。本筋に入るのは2話からのようなのでとりあえずは様子見といったところ。お姉ちゃんのおっぱい最高すぎるな?

 

ALL OUT!! (トムス・エンターテイメント×マッドハウス) 1話

うーーーーん絶妙にテンポ感が悪い。映像としては美しく、キャラクターの動きや表情も生き生きしており観ていて気持ちが良いのだが、キャラが立ちすぎていていまいち移入できないという部分もあっていまいち乗り切れない。間の悪さと微妙なギャグも相まって1話の輝かしさみたいなものが失われている感が否めない。ただ、ラグビーのアクションシーンでの動きや重量感の演出は迫真のもので、実在感と外連味が上手く混ざり合ったいい作画だったと思います。物語が進展するにつれて観ている時の移入感なども変わってくるだろうし、トムス・エンターテイメントとマッドハウスの合同という事もあるのでもう数話様子を見つつ判断したいところ。

 

TRICKSTAR -江戸川乱歩「少年探偵団」より- (トムス・エンターテイメント) 1話

うーん1話では何とも言えない感じだなあ。原案はあれどオリジナルという事でどう転ぶか楽しみなアニメではある。演出やカット割りなんかは上手くて面白かったのだが、セリフ回しやキャラのつけ方が割と極端で、脚本が最後まで筋が通っていないと大コケしそうだなという印象。絵柄的には作画がガクッと崩れるような事もなさそうな感じではあるのでその点では期待している。トムス・エンターテイメントだし何とかやってくれるんじゃないかという期待感もある。ただ、1話目の印象としては他の作品に比べると良いとまでは感じなかった。今後に期待しています。

 

ブブキ・ブランキ 星の巨人 (サンジゲン) 1話

相変わらず非常にダサいなあという印象を受ける。演出に関しては絶妙でBパート後半のシリアス部分からEDにかけての描写は上手くて良かった。3Dのモーションや表情に関しても1期でさえかなり豊かだったのに対して更にブラッシュアップされているような印象で、柔らかな肌の動き(おっぱいもそう)が良く表現されていて面白かったです。やっぱり監督の趣味というか趣向があまり理解できなくて批判的に観てしまったが、技術や演出に関しては目を見張る部分も多いので、しょーーーーもないセンスのギャグなんかには目を瞑りつつ観ていこうかなという感じ。

 

Vivid Strike! (セブン・アークス・ピクチャーズ) 1話

良いリョナアニメだ。なのはVividの続編のようだがかなりなのはVividを途中で切ってしまったのでいまいちピンと来ない。ただ、アクションのモーションや演出・特殊効果が良く、臨場感のある戦闘が演出されている。物語の筋自体もよくある格闘技もの(明日のジョー感がある)を踏襲しつつ1話で当座の目的が明確に示されており、解りやすくて良いものだ。キャラの数が多いのでいまいち覚えきれない人もいるかもしれないがまあその内おぼわるんでしょうという感じ。今後どうなるかはまだ判断しあぐねるような1話でした。

 

ろんぐらいだぁす! (アクタス) 1話

ちょっと私は無理ですねこれ。個人的に東山奈央が嫌いだからというのもあるが、どうしても亜美のキャラがキツく感じてならない。感受性が豊かみたいな設定なのかもしれないが、正直当たり前の事を大袈裟に言うめんどくさい女としか捉えられなくて観ているのが苦痛だった。作画に関しては物凄く丁寧で、特に陰影のつけ方や色合いの穏やかさなど美しい要素が多かった。CGも手書き部分と良くマッチするようになっていてよかったと思います。ただ、サイクリング時のCG背景が直線的すぎてかなり不気味だったのでその辺りは評価できない。はたしてアクタスはこの作画クオリティで最終話まで走る事が出来るのだろうか。(キャラが無理すぎて最終話まで観ない可能性が高い)

 

レガリア The Three Sacred Stars (アクタス) 5話

完全に優勝してしまった。いやお疲れさまです。おかえりなさい。あのねえ、もうレガリアの何が良いっておっさんがかっこよくてメカとか必殺技が最高に男の子なところなんだよなあ。何だよグラファイト・チャージって。最高かよ。最高だよ。物語自体はまあ大した事も無くて、ユイが決心してレナがレガリアから力を貸してもらうといういわゆる王道展開なんだが、アーベルさんが最後に「イングリッド様を頼みます」と告げて去っていくところなんか特に背景にある様々な設定・思惑が表れていて好きだった。単なる百合ロボアニメだと思ってたら、とんでもないほどおっさんがカッコいいおっさんアニメだった……。騙されたけど最高だ……。ありがとう。これからも頑張ってください……。

 

DAYS (MAPPA) 13話

良いっ! 特にAパートの作画と背景が抜群に良い回でした。いやー初めのジョギングシーンからのぞみちゃんに会うところまででちょっと感動してしまった。コントラストの強い夏っぽい配色に映像と同期する息遣い、一粒ずつが輝く汗など、かなり出来のいいカットが多く素晴らしかった。Bパートに関しては相変わらずのという感じだったが、茶番感も不快でない程度で全体的に質の良い一話に仕上がっていたと思います。脚本はまあこれからの話の始まりって感じだったので程良いなという印象。良い回でした。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david studio) 27話

うーん作画。かなり作画の質が悪くなってますね。新クール初話にしては雑な仕上がりで枚数も少ない。色彩に関しても深い色が多用されている事もあってあまりキリッとは映えない印象。物語自体が本筋にあまり関わらない部分なのでまあいいかなとは感じるが、それでもちょっと厳しい部分がある。脚本は落ち着いたというか平坦なもので、最後のチンチロチンで1,2,3を露伴が出した時の演出がかなりビビッドだった事が印象的だった程度。やはり作画に足を引っ張られている印象の強い回でした。

2016年夏アニメ私感

2016年夏アニメもすべて終了いたしまして。

今期も良い作品が目白押しだっただけに観るのが大変でした。嬉しい忙しさです。

 

今回も独断と偏見でアニメを

S: 非常にオススメ出来る作品

A: オススメ出来る作品

B: オススメする程ではない作品

C: オススメ出来ない作品

D: 切った作品

の5つに分類しました。ネタバレも多少含みますのでご承知ください。

ちなみにDの切った作品では切った理由を述べるという形になっています。

 

では今期の総評いってみましょう!

 

S: 非常にオススメ出来る作品

甘々と稲妻 (トムス・エンターテイメント)

非常に世界観づくりが上手く、優しく引き込まれる作品。パステルな色合いと可愛らしいキャラデザが相まって、キャラクター(特につむぎちゃん)の仕草やちょっとした目線の動きが映える。特筆すべきはその温かくも考えさせられる脚本で、毎回はっと思わせられるセリフや描写があった。作画に関しても特に調理時などの食材描写が非常に良く、全体的なバランスが取れており好印象。7話でつむぎちゃんの想像の世界が音楽と共に描かれる表現や8話で海に落ちた時の表現など、挑戦的な点も多くかなり良い作品でした。今期で最も愛をくれて、最も温かくしてくれた作品でした。ありがとう。

 

モブサイコ100 (ボンズ)

モブサイコ100の最も素晴らしいところはその作画だ。特に回り込みやパンなどの激しい動きのアクションにあっても、空気の流れや中割りなどの工夫が感じられる繊細にして大胆な良作画だったと感じる。作画に関しては本当に今期イチだった。また色彩のセンスが抜群によく、ビビッドで蛍光色を上手く配した色彩が目を引いた。脚本に関してはONEさんの原作があるから面白いは面白いのだが、セリフなどの間の取り方が上手く、声優(特に大塚明夫櫻井孝宏)の力を最大限に引き出すギャグセンスだったと感じる。観ていて本当に面白く、一時たりとも目を離せない良い作品でした。素晴らしい。 

 

あまんちゅ! (J.C.STAFF)

美しい背景と人の心の機微を良く描いた作品でした。てことぴかりという2人の関係からてこの内面が少しずつ変わっていく様子を描いた物語だったが、その穏やかな空気感と自然な心情描写からスッとてこの感情に移入して物語を観る事が出来た。また、デフォルメのタイミングの巧さやその可愛さの洗練され方は絶妙で、愛らしいモーションなどと共に楽しむ事が出来た。またちゃ顧問やお姫の動きの良さは随一で、心の底から可愛いと思えた。おそらくは人を選ぶ作品だが、これほど人の心を繊細に描いた作品も珍しいのでSとさせて頂きました。大変良い作品でした。

 

NEWGAME! (動画工房)

NEWGAME!はいいぞ。始まる前は「いやーこれはアニメ化しない方が良いでしょ」くらいに思っていたが、動画工房さんが形にしてくれました。ありがとう!女の子の可愛い様子を大変良く表現しているアニメで、ひたすら心を救われた。作画は丁寧でクオリティに変化がなく、動きに本当に力を入れているなというのが解る出来だった。特に青葉ちゃんの着替えシーンなどは素晴らしいモーションの凝り方で、髪や布の流れがかなり自然だった。中割りの巧さが光る作品だったと感じる。物語自体も上手く12話で収められており、一話毎の構成もバランス良く楽しめるよう作られていた。日常系アニメの入り口としても紹介できる作品だったと感じます。大変良かったです。

 

A: オススメ出来る作品

テイルズオブゼスティリア ザ クロス (ufotable)

ufotableの作画力やCG力が存分に生かされている作品。特にパーティクルの表現が精密かつ繊細で、空気の流れや物体の動く様が手に取るように解るようになっているのが本当に凄い。どうなってんだアレは。脚本としては王道展開ながら毎話区切りとなる戦闘があり、見せ所が浮かび上がる構成になっている。正直雰囲気アニメという部分が強いが、その分雰囲気をしっかり作り上げているので見ごたえがある。本当に作画と雰囲気が強すぎて脚本が弱く感じてしまったりする部分も多く、総合的に見れば非常にオススメ出来るとは言えないというだけで、Aの中でも随一の良アニメだと思います。良い作品でした。

 

アクティヴレイド 機動強襲室第八係 2nd (プロダクションアイムズ)

本当に面白い作品でした。王道と非王道、古めかしい表現と近未来的な設定とが複雑なバランスで組み合わさっており、脚本・演出などが抜群に良い作品だったと感じる。1期も面白かったが2期はよりギャグ目線で意欲的で、キャラを強く生かした特撮的な面白さを追求していたように感じる。「男の子」なら好きにならざるを得ないような熱い展開やギミックなど、それらが違和感なく物語に馴染むようによく全体が調整されていて大変面白い。ただ、作画がかなり崩れていた事(H×Hなんてしょうもないものを作ってないでこっちに人員を回してくれ)や終盤(特に最終話)で駆け足になっていた事も鑑みて、大変オススメ出来るとは言い難い。3期もあるという事で次も期待したいところ。

 

クロムクロ (P.A.WORKS)

いやあ良い作品でした。ありがとうクロムクロ、ありがとうP.A.WORKSP.A.WORKSにしては少し異色の作品だったように感じるが、最後の最後までしっかり纏め上げられた作品だったと思います。とにかく脚本が絶妙で、登場人物の個性とその思想が言葉や所作から伺えるような作りになっていた。全体の設定や何かに関してはSFらしさもありつつ最後には大団円を迎えるような構成で、何から何まで目新しさと面白さで目白押しだった印象。作画については序盤がかなり良く、終盤ダレてきたというか崩れが見られる部分もあったが、最終話でしっかり取り戻してくれたので良かった。(ちょっと怪しかったけど) ともあれ全体的に見れば本当に良い作品で、作画の崩れと終盤の駆け足感が無ければSに入れていた作品でした。良い作品でした。ありがとうございました。

 

91Days (朱夏)

作画崩壊さえなければ本当に良いアニメでした。シリーズ構成と脚本の大半を岸本卓氏が担当しているだけあって、やはり背景設定や人間の思考などかなり重厚なストーリーを味わう事が出来る作品。1~4話に関しては作画・背景など諸々込みで文句なしに質の高いアニメなので是非観て欲しいのだが、5話から凋落が始まり7話で完全に死んでしまった後そのまま作画は低空飛行でゴールインという状態だったのが本当に惜しい。演出なども凝っており、コンテのレイアウトも安定して良いものだったという事もあって残念だが、脚本に関してはまれに観る良ピカレスクロマンだった。作画以外は一級品の良い作品でした。

 

食戟のソーマ 弐ノ皿 (J.C.STAFF)

1期に引き続き大変良いクオリティ。全体的におはだけが少なくなりおっさんのおはだけの割合が高くなっていたが、お話としてはやはり十分に面白かった。個人的に薙切アリスちゃんの出番が多くてシコチャンスだらけだったのが最高だ。いや最高でしょ薙切アリスちゃん。前半はJ.C.STAFFだけあって作画のクオリティも高く質の良いアニメという感じだったのだが、スタジエールが始まったあたりから作画の質がグッと落ちたのは制作が詰まっていたという事もあるのだろうが残念だ。全体的に非常にテンポが早勝ったという点も踏まえてSには入れませんでしたが、良いアニメである事は確かだ。

 

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (マッドハウス)

正統派軍記物アニメでした。いや滅茶苦茶良かった。本当に良い作品でした。はじめはキャラデザが気に食わなくてなんだかな~うーんと思っていたのだが、構成をヤスカワショウゴ氏が手掛けているだけあって非常に完成度の高い物語と描写が特徴的で、最終話になる頃にはまだかまだかと放送を待ち侘びる程だった。マッドハウスが作っているだけあって映像がかなり美しく、細かいところまで美術設定が行き届いていたのが印象的。文化的な背景が暗に示されつつもそれが良いアクセントになるような構成で、観ていて飽きないアニメでした。アクション作画も唸る程繊細美麗で大変良い作品でした。確実に2期もあるので楽しみにしています。ありがとうございました。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david studio)

やはりジョジョは安定して面白いしクオリティも高い。やっぱり原作が面白いものを1期から継続してノウハウがあるdavid studioが作るとそりゃ面白くなるよねという感じだ。全体的にバランスも良く、間の取り方や単話としてのシナリオ完結具合も素晴らしい。ただ作画に関しては海外メインの回が増えており、そこが不安定になるポイントだったように思う。1クール目序盤は色彩の指定も目新しさがあり統一感もあったのだが、現クールではその統一感が若干失われている回が見受けられたのでその辺りも評価しづらいポイントだ。もちろん総合的に見れば良い作品でした。

 

B: オススメするほどではない作品

DAYS (MAPPA)

まあ熱血だよねというだけのアニメ。登場人物がみんな清々しい男子高校生って感じなのでスッキリと観る事が出来るが、ただただ走って頑張るだけのアニメなので、12話終えての発展性がない。最終話で何となく精神面での変化のようなものを観る事が出来たが、そこまではともかく熱血。走る馬鹿を観て一緒に熱くなって終われるだけの人には是非観て欲しいアニメだが、何かを得られるかというと他のものを観た方が良いかもねという感じ。作画はMAPPAだけに安定はしている。オススメする程ではない。

 

C: オススメ出来ない作品

マクロスΔ (サテライト)

マクロスシリーズの中では駄作だなあという印象。背景の美しさや美術設定に関しては今期でも随一だが、脚本や作画があまりよろしくない。脚本は敵側の設定がしっかりしたもので、相手の意図やそういったものが汲めるように出来ているのだが、主人公陣営はそれを叩く事を目標とした主義なき戦いになっているという点で移入がしづらい。 また、最終的に強烈な色恋沙汰の精神論でぶち抜くだけなので食傷。歌姫であるはずの美雲さんがかなり不遇でメインを張る機会が少なく、東山奈央なりが歌を邪魔しているという印象も強かった。正直なところ期待していただけに残念だ。

 

Rewrite (エイトビット)

1クールで終わる事を前提としていないのはわかるがあまりにもお粗末な出来。作画に関しては特にそうで、中盤以降作画がひどすぎて物語に集中できないレベルなのは如何なものだろうか。確かに序盤の掴みや全体の物語の流れに関してはkey作品らしい良いものだなと感じるが、一話一話の脚本や情報の分量がかなり雑。非日常パートに移ってからの展開の速さと作画の雑さが相まってどうにも処理できない状態になっていたのが非常に厳しい。あと最終話での花澤香菜の演技が滅茶苦茶に下手で、声優にあまり興味がない私としてもあれは腹が立ってしまうレベルだった。次期は観ません。

 

D: 途中で切った作品

この美術部には問題がある! (feel.)

この美を切ったのはひとえに自分の不甲斐なさの致すところというか、恋愛ものを観るのがしんどかったというただただその理由だけなのでまたいつか観られるようになったら観ます。作画が非常によく中割りの工夫やもういろいろが大変良かったんですが如何ともし難い丹田のモヤモヤがですね。はい。

 

クオリディア・コード (A-1 Pictures)

いやもうキャラがキツいのが無理だったんだけど、それを我慢して観ていたら作画崩壊ですよ。観ていられないなと思って切りました。以上。

 

チア男子‼ (ブレインズベース)

単に時間があれば観ていたかもしれないが、正直頑張ってる男子大学生を観るのがキツいという部分もあった。まあモーションの作画は大変良くて、特に演舞の部分に関してはもう文句のつけようもないというか大変素晴らしかったのだが、それ以外の部分がかなり蛇足に感じてしまったというのも観なくなった理由のひとつではある。もう少し高頻度で良作画が現れていれば視聴継続していたかもしれない。

 

タブー・タトゥー (J.C.STAFF)

アクション作画は大変良かったと思います。というか監督が出す回り込みやPANの激しいアクションをよくあそこまで捌けたなあという印象。さすがJ.C.STAFF。しかし如何せんあの空気感というかシーンぶつ切りの演出や臭すぎるセリフ回し、空気をぶち壊す下ネタなどがどうにも性に合わず切りました。あれは監督のオナニーでしょ。

 

魔装学園H×H (プロダクションアイムズ)

魔装学園はちんちんのみをターゲットにしたアニメなんだろうけど単にちんちんがそこまで欲しなかったというのが切った理由でありそれ以上でもそれ以下でもない。というかスケベメインの作品ならもうちょっとスケベ作画を何とかしてくれ。

2016年夏アニメ第十三週所感

夏アニメ最終週という事で、ねじ巻き精霊戦記を除いた今期終了アニメは全て終わりましたね。

どの作品も個性的な最終回を迎えており大変面白い週でした。

来週にはまた総括を上げようと思うのでそちらもご査収いただければ。

 

それでは今週もいってみましょう!

 

モブサイコ100 (ボンズ) 12話

最終話の構成としてはかなり良い纏め方だったなと感じる。中盤以降出番が減っていた霊験に大活躍の場を与えて「師匠」としての頼もしさを思い出させてくれた上で、そのユニークさの元である口達者な部分を十二分に生かしているという点でキャラをよく把握した作りに感動した。脚本のテンポ感も12話全体でほぼ一定で、最終話まで観た上で瀬古浩司氏の手腕の高さをやはりひしひしと感じる。第1話同様監督である立川譲氏がコンテ・演出を務めていたが、レイアウトや演出のクオリティの高さがずば抜けており、これまでの回の総決算として良く出来た回だったように思います。二期もありそうな終わり方だったので次も期待しています。

 

あまんちゅ! (J.C.STAFF) 12話

はい最高でした。やっぱりあまんちゅ!はてことぴかりの物語だったんだよなあという事を第1話からの回想やてこの言葉から再確認させてくれる大変良い回だった。海の中の描写は控えめだったからこそむしろてこの心の有様や機微が読み取れる作りになっていた。シナリオの構成が上手く、てこが成長した結果とぴかりと一緒に成長した系譜とぴかり自身の想いの変化とを非常に上手く、バランスよく表現できており、さすが赤尾でこ氏という感じであった。前クールのふらいんぐうぃっち同様本当に上手い構成の良いアニメでした。ありがとうJ.C.STAFF、ありがとう赤尾でこ氏。

 

アクティヴレイド 機動強襲室第八係 2nd (プロダクションアイムズ) 12話

笑いあり涙あり(なし)の良い最終回でした。3期もあるようなので楽しみだ。2話に分けても良かったんじゃないかと思うレベルの密度だったが、アクティヴレイドのあの空気感だからこそ許される部分は大きい。個人的には所長が泣き腫らした目で「別にいいじゃないですか!!」と叫んで総理が怯んだのを良い事に次々に承認されていく場面がめちゃくちゃ好きだった。バードがこの程度で終わりそうな人間ではないという事と、エイプがいるという事、ミュトスの妹の件などまだまだやってくれる準備は整っているので期待している。大変良い最終回でした。

 

クロムクロ (P.A.WORKS) 26話

良い最終回だった!!!! いやー良かったですよ。一時はどうなる事かとひやひやしたが、最後は本当に綺麗に纏まって大団円という感じですな。ワハハ。作画に関しては特に数話前から崩れていたので心配していたのだが、それも何とか持ち直してくれて大変良かった。脚本に関しても檜垣亮氏はやっぱりちゃんと纏めてくれるなあという印象で、剣之介が思いを捨て残るわけでもなく、由希奈と剣之介が完全に切り離される訳でもなく、誰もが過去を清算し希望を抱いて未来を迎えていたところが「希望を託す」という剣之介の言葉に合った結末になっていたのは本当に良かった。というか1話からずっと思ってたけど由希奈ちゃんメンタルつよすぎるね。もう今後何が起きても絶対大丈夫だろうなって自信を持って言える。いやー本当に良い最終回でした。ありがとうございました。

 

テイルズオブゼスティリア ザ クロス (ufotable) 13話

王道展開良いっすねえ。災禍の顕主がスレイを残して去るシーンが本当に好きで感動してしまった。あんなにかっこ良く主人公を生かせる漢気あるラスボスはそうそう演出できないぞ。コンテからして良いんだろうなというのが良くわかる。アリーシャが従者の契りを交わして神族一同と相見えるシーンも涙の自然な零れ方や影の作り方など、本当にufotableの繊細な絵作りが垣間見える。いやはや本当に良い回でした。2期確定という事で、次も期待できる完成度でした。素晴らしい!

 

91Days (朱夏) 12話

良い最終回だった。作画に関しては確かに最終話まで完全な状態に戻る事はなかったが、しかしやはり岸本卓氏が構成を手掛けているだけあって脚本と演出が抜群に良かった。今まで何があっても涙のひとつも見せなかったアヴィリオが虚無感から涙を流し、アヴィリオを撃ちひとり旅を始めようとするネロですら自分の最後が遠くない事を知っているような悟った顔つきで車を運転しているというのが本当に絶妙な演出で描かれていて大変良かった。EDでただ波だけを描き、その後波打ち際に残る片方がほんの少しだけ長いふたつの足跡が波にかき消されていくことで、2人の死が上手く暗喩され「全ては無駄事」という言葉がしっくり来る終わり方だったのがかなり印象的である。せっかくこれだけ良い話なのだから、これまでの回の作画も何とかなって欲しかったところだ。

 

マクロスΔ (サテライト) 26話

まあ案の定感情論エンドでしたね。ロイドも不幸な役回りだ。正直なところ売りであるはずの歌も途中途中で中途半端な演技を挟んでいてかなり不協和音なりがあり、不自然で蛇足だった。結局最後まで美雲さんはまともにメインを張れないままだし、三角関係が単に解消された結果頑張って気合いで解決しましたという実に恋愛脳な仕上がりになっていてはっきり言って好みが別れると感じる。というか私は嫌いだ。マクロスだし別に愛で解決するのは良いが雑すぎる。ウィンダミア側の大義やロイドの野望など、その辺りの設定が好きだっただけに単なる三角関係の根性論で終わってしまったのが残念でならない。非常に残念な最終話でした。

 

食戟のソーマ 弐ノ皿 (J.C.STAFF) 13話

良くも悪くも次期を見越した最終話だなあという印象。今までの話ではずっと幸平以外も大きく描いてきたが、今回ばかりはほとんど主人公である幸平のみにフォーカスを当て、今期でグッと成長したのだという事がはっきりわかる構成だった。しかしそれ故に少し物足りないというか、他のキャラの努力が1シーン程度で流されていったところも含めて中途半端だったなという印象も受ける。作画も演出も良かったが、これまでの回でグッと急いでいたのが集約されたように感じる回だった。良い回だった事は確かだが、良い最終回だったのかというと何とも言えない。少なくとも来期に期待したいという気持ちは一層強くなった。

 

Rewrite (エイトビット) 13話

いやあ酷い最終回でした。雰囲気アニメとしては良かったのかもしれないけれど、雰囲気アニメに必要な作画が壊滅的で、更に脚本としてかなりあやふやで説明不足な点が多かったというのが原因だったように思う。やはり原作をやっている事が前提になっているような作りで、未プレイ者視点で言うとかなり置いて行かれた感が強かった。それぞれに理由を求めてはいけないんだろうけど、これまでのkey作品が繊細で良かっただけにかなり大味な迷作と言える最終回になってしまったように思う。良いとは言えない最終回でした。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david production) 26話

かなりピーキーな内容の回だっただけに尖った演出が光る回でした。まあ全体的な質で言えば他の回よりも微妙な出来ではあったが、今までのわりとシリアスな内容の回とは違って馬鹿らしい表現が多く、間に挟む一話としてのクオリティと考えると良い回だったのかなとは感じる。ふでやすかずゆき氏脚本だった事もあり物語のバランスは良く、一話単体としての仕上がりは良かったように思われる。良い回でした。