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2016年春アニメ第一週所感

今期も新アニメが始まり、皆様方どれを観ようか悩んでる時期でしょうね。

私も新生活で少しアニメを観る余裕が無くなって来たので、今期は全てを観る事が出来なさそうです。

自身の考えを整理する意味合いもこめて、とりあえずは毎週作品の感想をネタバレのあまり無い範囲で書いていきたいと思います。(無意識にする事はあるけど、それは読む人が脳内でフィルターをかけてください)

初週はさすがにちょっと文章が多くなるけど、各アニメ第二話以降は文量を減らしていきたい。

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david production)

さすがですね。シリーズ構成小林靖子さんを始め多くのスタッフさんがスターダストクルセイダースからそのまま変わらず製作に当たっていらっしゃるようで、クオリティーは担保されていると思います。第三部からガラリと色彩の雰囲気が変わりましたが、これは前作から引き続き色彩設定をされている佐藤裕子さんの技あっての事でしょうね。感服します。

ストーリーのテンポとしては相変わらず少し早めに感じますが、要所要所は押さえられていて、決め所を心得ているという印象。日常に潜む恐怖を突然描き出す演出には目を見張る。視聴確定!

 

クロムクロ (P.A. WORKS)

トンデモねえ作品が出てきたなという第一印象。今期で期待出来る作品のひとつです。

監督は岡村天斎。ズヴィズダーが結構好きだったので期待したいところ。その他のスタッフさん方を見ても、作監の西畑あゆみさんはSHIROBAKOや凪あす、Charlotteなど作画お化けなアニメの作監を多く勤めてこられた実力の持ち主。色彩の水田信子さんはGレコやエウレカ、そして何よりゆゆ式の色彩を担当してこられた経歴のある方。メカデザ・ビジュアルコンセプトを担当される岡田有章さんは勇者王シリーズなどで経験を積まれ、Gレコ、ガルガンティアでその才能を遺憾なく発揮された方。以上のような豪華メンバーなので、ビジュアル的には非常に期待出来る作品です。

第一話の印象としては、まず初っ端の雪中戦の演出が面白かったです。本当に雪の中にいるような視界の悪さの中、巨大なロボットが激しくぶつかり合うのが見え、そして端々に倒れる甲冑姿の武士。そして光るロボットのモノアイ。そのアンバランスさが非日常であるという事をはっきりと印象付けてきます。次に出て来るシーンは、可愛い女の子(西畑さんのキャラデザは本当に可愛い)が日常を送るシーンで、非日常から日常への急速な転換が強いインパクトとなって襲い掛かる。

これだけでも既に面白いのに、SF的な発想と地方伝承が結びつき、背景設定がじわじわと染み出てくるような演出やセリフ回しも見もの。そして唐突に現れる全裸の男と、その股間を絶妙に隠す作画。絵コンテからして天才だったのだろう。さすがは岡村天斎

詳しい内容は見ていただけると良いが、この第一話の完成度の高さから今後を期待せざるを得ない。面白い第一話でした。視聴確定!

 

学戦都市アスタリスク (A-1 Pictures)

あまり好きではない作品だけど、ブヒる為にとりあえず二期の第一話を観ました。

やっぱりA-1だけあってアクション作画なんかはぶっ飛んでいいよね。何でこんなアニメにA-1が力を注ぐんだ……という感じではあるけど、実際女の子が可愛くてオタクが金を落とすんだから仕方ない。市場原理は斯くも非情なるものか。(言いすぎ)

キャラデの川上哲也さんは、龍ヶ嬢七々々の埋蔵金やSAO、ロボットガールズなどでキャラデを務めており、これらの作品の可愛さから見ても今回のキャラデが可愛いのは一期の第一話放送前から確定していたも同然。実際可愛い。アイマス作監もされてたのは始めて知ったけど、まあA-1だからね。

色彩設定の松山愛子さんはあの幻影ヲ駆ケル太陽の色彩をされていたらしい。あの作品はよくはなかったけど好きではあったので、二期以降が無いのが残念。

ストーリーとしては一期の続きとしか言えない。以上。第一話補正が多少入るとはいえ、あのアクションが書けるのはやはりA-1ならではというところか。最後まで視聴するかはまだ解らない。

 

甲鉄城のカバネリ (WIT STUDIO)

かなり期待出来る一作。進撃の巨人がどうこうと言われているけれど、監督・助監督・メインアニメーターが同じならそりゃ演出も同じようになるでしょうよとしか言えない。良いもんは良いんだからゴチャゴチャ言うな。

甲鉄城のカバネリはオリジナル作品というだけあって、総作監にベテランの浅野恭司さんに加え丸藤広貴さんを配置する点でも意欲作という感じがする。脚本は大河内一楼大先生。最近いまいち振るわないので少し心配ではあるが、過去には超大作を何本も提供してくれているので期待出来るだろう。美術監督はクロムクロ同様吉原俊一郎さん。小ぶりな雲が空高くにもくもくと上がり、広さを感じさせてくれるのが第一話の駅の描写でも生きている。

設定としてはスチームパンク×戦国×ゾンビパニックと大好物な要素が盛り沢山な訳で、第一話もかなり楽しませてもらった。蒸気圧縮銃を手に武士がゾンビと闘う様は、実に異様で面白い。このバランスを上手く成立させているのが、暗く赤黒い色彩と、よく描かれた人間の恐怖する様だ。嫌でも「こういう世界なのだ」と認識させられる引きずり込み方は、進撃の巨人の際にも味わった荒木哲郎の演出あってこそである。

主人公が完全にうしおって感じだったのでちょっと笑ってしまったけど、初めから終わりまで文句のつけようのない出来でした。素晴らしい。視聴確定!

 

ジョーカーゲーム (Production I.G)

 OPからしてクールで期待している作品のひとつです。一瞬3DCGか?と思うほど遠近感の表現が素晴らしい。まるで攻殻機動隊新劇場版だあ……。その通り! このジョーカーゲームの監督と作監攻殻機動隊新劇場版で監督を務めた野村和也さんと、総作監補佐を務めた矢萩利幸さんが務めていらっしゃるのだ。更にシリーズ構成・脚本は岸本卓大先生という訳で、作画と演出には十二分に期待出来る作品と言えるだろう。

ストーリーラインはスパイ物かなと思いきやそうではなく、主人公を中心に繰り広げられる腹の探りあい、すなわちジョーカーゲームのようだ。人が腹を探り合って地獄を形成するのを見るのが好きなので、私は好きですね。

第一話で主人公が食堂へ入るシーン、主人公が中へ入ると煙で充満しているんだけど、そこの煙の表現が実に素晴らしくて少し見入ってしまった。他にも、街中の光の効果など細かいところまで表現がリアルで出来のいい作品。終盤で主人公の目が揺れる部分の作画は目を見張る。さすがProductionI.G。いい仕事してますね。視聴確定!

 

キズナイーバー (TRIGGER)

来た来た来ました傷と絆の青春群像アニメキズナイーバー! TRIGGER期待の新作が登場しましたよ! 監督はキルラキルで副監督を務めた小林寛、そして構成はあの花やオルフェンズで魅せてくれた岡田磨里。これは期待しないわけにはいかんよなあ? 実際第一話は素晴らしい出来でした、ありがとうございます。

初っ端に思わせぶりな主人公の過去を描き、狂気が滲み出る社会と主人公の異常性の描写、その他諸々現代社会の原罪を登場人物が口にし、それを繋ぐ「他者との絆」あるいは「他者に付けた傷」というテーマが立ち現れる。今後のストーリーの方針を、明示する事無く視聴者に強く印象付ける技術は非常に素晴らしい。

最後に出て来る跳ね橋のコンセプトビジュアルは、今後関わり合いながらも混じらない、しかし交差する登場人物たちを表しているようで面白い。(何気に雲の動きが奥方向に動いているのも印象的だった)

肉体的な痛みから精神的な痛みへとここからどのように繋げていくのか。とにかく期待させてくれる第一話でした。視聴確定!

 

迷家 -マヨイガ- (diomedea)

水島努監督最新作という事で期待高まる本作、一体どのような作品になるのか楽しみなところ。シリーズ構成が岡本磨里なのも期待したいところ。ただ、製作がdiomedeaという一点がかなり不安である。艦これやらワルブレやらいろいろと問題作を残してきたdiomedeaが、果たして最後まで作画を崩す事無く製作完了できるのか。そのスリルもまた本編並みに緊張感を煽ってくるんだよなあ。

第一話を観るに、まず登場人物が非常に多くかなり挑戦的な作品だと感じる。総勢31名が登場し、それぞれの個性が少しずつ透けて見える構成になっている。霊剣山のようにただ無駄に多くそれぞれが消費財になっているという感じではなく、今後この全員が絡みつつストーリー展開に重要な役割を果たしてくるのではないかという印象があるので、全員覚えるのは楽。31人をすぐ覚えられる作りなのは本当にすごい。更に公式HPでは全員が揃った集合絵がトップに来ているのだが、物語の進行と共に背景が変化したり描かれている人物が減ったりするのではないかという期待も少しある。

主人公の過去や今後が気になる展開で好感度高し。あとヒロインがゲロ吐くアニメは良アニメってそれ一番言われてるから。視聴確定!

 

マクロスΔ (ビックウエスト)

マクロスシリーズ待望の最新作。製作は初代から手がけてきたビックウエスト。い つ も の って感じが強いですが、期待出来る一作。総監督は相変わらずの河森正治さん。作監にまじろと進藤優、そしてメインアニメーターに中山竜を配するというビジュアルへの力の入り方が半端ではない。

実際に第一話では「えっ!? こんなに動くの!? 大丈夫!?」という程に全てのキャラがかなりぬるぬる動く。非常に素晴らしかった。演出としては第一話なのでインパクト重視だったのか、若干シュールな趣になっていた。ワルキューレプリキュアか何か? まあ面白かったし良いんじゃないでしょうか。

マクロスは歌とロボで魅せるという流れがかなり定着してきてるね。歌が流れてなくてロボが出てないシーン、合計しても5分ないんじゃないかな? しかしマクロス視聴者はそれを求めてるので全く以って問題ない。 視聴確定!

 

うしおととら (MAPPA & studioVOLN)

前作から引き続き良いクオリティで仕上げてくれている作品。二期もよろしくお願いいたします。雰囲気作りがいいよね。MAPPAはクオリティの高い映像をコンスタントに作ってくれる印象がある。VOLNはよくわかんないけど気鋭の下請け会社っぽい。社員募集してるみたいだけど今後とも頑張って頂きたい。

第一話からうしおがとても悲しい目にあってしまってて観てるこっちがつらくなってくる。しかしこっからがラストスパートなんだなという事がはっきりわかって、奮起させられるような作りになっている。古き良きアツい作品をアニメという形で上手く焼成出来てて腕のよさを感じられるしいいぞ~。視聴確定!

 

僕のヒーローアカデミア (ボンズ)

オルフェンズの後を継ぐ日夕アニメ。CMで観た印象では期待出来るという感じだった。スタッフの名前を見る限りかなり豪華でクオリティは担保されているはず。

という期待を込めて第一話を観た印象としては「あっ、ふーん。こんな感じのテンションなんだ」という感じ。正直一話では判断のし様が無いアニメだ。作画は良いし美術さんも素晴らしい働きをしている。ビジュアル的には何も文句のつけようが無いのだけれど、何というか「少年ジャンプ」感が空気の中に満ち満ちていて、引き込まれるという感じではなく美術館で動く絵を観ているという感じ。演出が肌に合わないのかもしれない。スタッフさんは非常に豪華なので、継続視聴するかどうかはとりあえず5話まで見てから決めたいところ。

 

くまみこ (キネマシトラス)

ゆるふわ枠その1 まちが可愛いから観るって不純すぎませんかねえ? でもそれがゆるふわ枠の定めなんやで。監督の松田清さんはいろんなアニメの演出をちょこちょこ齧ってるタイプの人。監督作品は初めてになるのかな? まあ、うん。何も言わないけど。よくわかんないけど脚本の人たちは結構ドラマというかアニメ以外の畑の人っぽい。杉浦理史さんはゆゆ式の脚本も務めていたので、まあ安心は出来るんだろうか?

第一話を観た感想としては「テンポが悪い」「まちが可愛い」この2つの感情が心の中で互いに己を主張しあう感じであった。というか、演出とかそういう感じで良いの?という部分がところどころにあって、もうちょっとギャグっぽさを出しても良いのではと感じた。もう少しやりようはあったように思う。せっかく可愛い絵を描けるキネマシトラスが作ってるのに勿体無いというのが正直な感想。まちが可愛いので視聴継続はするけど、評価はあまり出来ません。

 

逆転裁判 (A-1 Pictures)

土曜夕方枠にA-1 Picturesの絵が見られるのは幸せだなあ。え? 新人育成枠アニメだって? んなもんわかってらあ!! という訳で電波教師然りフェアリーテイル然り、A-1はちゃんと新人育成のためのアニメを4月始まりに取ってくるよね。そういう姿勢とても好きだよ。

物語の進み方は滅茶苦茶速くて、1話で事件ひとつ解決しちゃったけど、まあチュートリアルみたいなもんだし多少はね? ゲームの販促用アニメみたいな側面が大きいから、そのあたりは仕方ない。

でも観ていられるし面白いアニメなので、作業中に流すアニメとして利用させていただきます。

 

坂本ですが? (スタジオディーン)

スタジオディーンと聞いてちょっとでも期待をしてしまったそこの君! おじさんと握手をしよう! そして共に落胆しよう!! という感じが溢れ出ている第一話。

監督は銀魂の監督もしていた高松信司。作画とかその辺はギャグアニメだから抜きにして考えていきたい。ただ、原作自体に中身がないのにアニメに中身を持たせようとしても限界があるのはそらそうよ。何でアニメ化しようと思ったんですかねえ……。こうなる事は見え見えだったじゃあないですか……。

第一話冒頭から尺余りを埋めるための謎バレーボール。確かに必要なシーンではあったけど延々とバレーボールをさせる必要はあったのか。中学生の自主制作映画じゃないんだからもうちょっと捻ってくれよ。頼むよ。

という訳でとりあえず5話まで観はするけどそれ以降の視聴はしなさそう。5分アニメなら良かったのに……不幸な作品だ……。