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2016年春アニメ第三週所感

そろそろ何か切らないと生活が危ぶまれるレベルなんだけど、今期は大豊作なのが非常につらいですね。

今週もいってみましょう!

(多少ネタバレを含みます)

 

 

ビッグオーダー (アスリード)

うーんこれはこけそうな空気が漂ってますねえ。見せ所やら何やらが感じられない冗長なアニメ。1話の段階でここまで30分が長いアニメってそうそうないぞ。演出の仕方次第でもっと良い作品になっただろうなと思える残念さ。

監督の鎌仲史陽は日曜アニメやらその辺りで絵コンテや演出をされて来られた方。何となく予想はしてた。脚本・シリーズ構成の高山カツヒコがある程度実力がある方なので勿体無い。監督次第でアニメはこうも特徴的になるのだというのを再確認できる感じ。

主人公の妹が日本刀で刺されるという重要な出来事をあっさり流してしまうのはどうなんだ。その他にも無駄に引き伸ばされた部分なんかも見受けられ、とにかく演出が残念。5話まではとりあえず観るけど以降観るかは保留。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david production) 3話

ジョジョが安定しているのは当然の事という感じがしますね。背景全体のテイストとしてカートゥーン色が強いというか良い具合にデフォルメされているが、その中でも晴れている時の雲はデフォルメされているにも拘らず遠近感がよく表現されていて面白い。今回現れたザ・ハンドが能力を使う際のエフェクトが、液体的であり固体のような表現で、色彩の歪みなんかも合わさって"特殊である"という事がはっきり解って良い作りだと感じる。ジョジョはやっぱりノウハウがあるだけあって各話の構成や魅せ方が堂に入ってる感じがありますね。

 

僕のヒーローアカデミア (ボンズ) 3話

2話よりも更にお茶を濁すシーンが少なくなった印象。(慣れただけかもしれない) アツくて良いんじゃないでしょうか。GODEATERのように線が細い表現とは正反対の、線を太くする事によってデフォルメ感を出している表現もひとつの形で非常によい。Bパート終了からEDまでの流れが非常に自然(これまでに無いほど)で、構成の良さを感じる。良い回でした。

 

ジョーカーゲーム (ProductionI.G) 3話

まず思ったのはこういう方向性で行くのかという事。群像劇として一人ひとりを描いていく形なんですね。構成としては一番初めに物語の骨子となる情報が出て、幾つかの出来事を経てその情報の真意がわかるというもの。全体として予測は出来るが、視聴者にとって謎な部分は残しておく作りが粋。作画も非常によく、特に戦闘(一瞬だけど)シーンのモーションは実際に人間が動いているような質量感。今回も非常に良かったです。

 

くまみこ (キネマシトラス) 3話

めっちゃヌルヌル動きますね。特にナツが逃げるところと雷が樹に落ちて炎が上がる部分の作画は一見の価値有り。あの炎の表現かなり新鮮で良いっすね。鉛筆で書いたような燃え上がり方は今までにも観た事はあるけど、炎の先端が丸まっているような表現はあまり観ない。あとナツが逃げる部分では特に影がすごいなあと。良い作画回だった。

 

三者三葉 (動画工房) 2話

相変わらず作画にはかなり力が入ってますねえ。特にネコ。なんだあの作画。1話に比べると当然少し見劣りはするけどそれもほんの少し。日常系の中でも作画の凝り方としては随一なんじゃないでしょうか。内容はというとそこまでないけど、内容がないのが日常系みたいな部分は多少あるから。(ない) 日常系が好きな人でなければ観る必要はないけど、好きな人は好きでしょうという感じ。

 

うしおととら (MAPPA & studioVOLN) 29話

うしとらに関しては安定して良い作画と構成だよなあ。特に人間の狂気を讃えた表情や怒り叫ぶ表情なんかは他のアニメに無い良い不気味さをもって描かれていて素晴らしい。影の入れ方が上手いんだろうか。あと、絵のテイスト自体も昭和感をしっかり出しつつも現代的な具合で非常によろしい。今回も面白かったです。

 

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? (project No.9) 2話

ダメだキツすぎる。他の人はどういう感情を抱きながらこれを観ているんだ。とりあえずもうちょっと忙しくなってきたら確実に切る筆頭候補。とにかく臭い。ブヒるにしても私はこのキャラデが嫌いなので無理。何処を取っても良いとは言えない作品。うーつらい。観るのがつらいぞ。あまりにキツすぎて内容について言及し忘れたけどもう良いです。気になる人は観たらいいと思います。以上。

 

コンクリート・レボルティオ 超人幻想 -THE LAST SONG- (ボンズ) 2話

今回はBパートがぶっ飛び作画でしたね。さすがボンズ、三作作っていてもクオリティはほとんど落ちない。今回は爾朗の「シラける……そんなの本気にならない言い訳だ」ってセリフが私のツボにズンと入りましたね。今回はフューマーのその後や天弓ナイトの事実などが明らかになる重要な回(どの回も重要だけど)だった訳だが、セリフの裏を考えるのがこれ程楽しいアニメもそうあるものではなく、特に今回はその傾向が強かったように感じる。本当に面白かったです。今期はこれを楽しみに生きるみたいなとこがある。

 

マクロスΔ (ビッグウエスト) 3話

ほんと王道展開って感じだ。展開が陳腐なのは歴史あるマクロスシリーズの系譜という意味もあってなんだろうけど、こういう作品が各クール1作はあっても良いんじゃないですかね。作画は若干枚数が減った感じがするけどもう3話だからそりゃそうか。戦闘シーン落下部分なんかは動きが自然で、さすがはモーション制作もプロの仕事という印象。八雲さん綺麗で好き。演出も粋で良い具合でした。

 

あんハピ♪ (SILVER LINKS.) 2話

1話に比べてグッと作画のレベルが落ちたというのが初っ端の印象。やっぱりOPからは2000年代の香りがして好き。ギャグのセンスが非常に悪く、全体の構成としても荒削りに感じられる。作画の出来もそれほど良くないため、他のアニメを切ってまで観るべきアニメではないという感じ。1話段階では判別出来なかったけれど、オススメ度合いは低い。

 

学戦都市アスタリスク (A-1 Pictures) 15話

うーんこの。まあ作画はやっぱり良いです。特に戦闘シーンのモーションには説得力がある。今回は特別言う事も無いというか、学戦都市アスタリスクの中ではまだ良い回だったんじゃないでしょうか。(ただ全体を通して観た時にキツさの方が圧倒的に勝ってしまう) 戦闘シーン以外には女の子が可愛いという事以外特に観るべきものも無い。以上。

 

ふらいんぐうぃっち (J.C.STAFF) 2話

相変わらず空気の作り方が上手い作品。キャラクターの魅力を如何に引き出すかという事を監督含め製作スタッフが感覚として共有しているような印象。第一話に比較して作画というか空間を意識したモーションが怪しかったが、気にならない程度。物語としては新たな登場人物が出てバッケの天麩羅を作っただけの内容だがそれが良い。魔女のいるありふれた日常を提供してくれる良い作品。推しです。

 

文豪ストレイドッグス (ボンズ) 2話

やはりボンズの作画は半端ではない。しょうもないシーンであってもちゃんと描き込まれているのが素晴らしい。個人的には背景と色彩が非常に好み。ストーリーとしては主人公が結社に入るまでの部分という感じだが、"普通に"面白くて良いんじゃないでしょうか。やはりギャグのセンスが昭和じみていてあまり好きではないけれど、そこはご愛嬌。今後も期待しています。

 

ハイスクールフリート (プロダクションアイムズ) 2話

第一話とそれ以降を繋ぐ、主人公のキャラやそれぞれのキャラを印象付けるための回という感じ。主人公が船員全員の名前を覚えているのは人心掌握術のひとつとして理解出来るし、それぞれの部門に顔を出し現場の状況を確認するマネージャーとしての資質、そして敵を兄弟と呼び助けるカリスマが描かれていて、「ああこのための回か」というのがよく解る作りになっている。それぞれのキャラの立ち方や関係性も十分描かれており観ていて面白い回。良かったです。

 

クロムクロ (P.A.WORKS) 3話

良い作品ですね。特に会話の組み方が巧妙で、主人公と侍との掛け合いが同じ話題について話しているにも関わらず互いに絶妙に噛み合わないという、キャラの個性も表す巧さが顕れている。モーションのひとつを取っても実際にそこに存在するという感じが表れてて良い。脚本に関しては第一話の意外性から逆に「タイムスリップモノの典型」をはめてきているのがある意味良い演出という感じ。P.A.制作でCV.麻倉ももの妹キャラがござる口調ってCharlotteかな?

 

甲鉄城のカバネリ (WIT STUDIO) 2話

いや~作画半端ないっすね。個人的に今回一押しの部分は姫様が鍵を胸元から取り出すシーンですね。髪の流れだったり身体の動かし方だったりの自然な滑らかさと、1980年代後半の作品を思わせる作風が両立すると何というか感動を通り越した何かに至ります。物語の筋自体は背景設定の特異さ以外は、逆に最近ではありきたりなものだが、十分にそのありきたりさを陳腐に感じさせない構成で面白い。素晴らしいです。

 

ばくおん!! (トムス・エンターテイメント) 2話

何というかとにかくバカらしいものをちゃんと作ってるなあという感じ。まあ面白いからそれで良いんじゃないですかね。展開自体は結構早くて、日常系というよりバイクの見せ所を作るためのアニメという感じがつよい。ばくおん的にはそれで正解だと思います。他には特段言うべきこともなし。

 

迷家-マヨイガ- (diomedea) 3話

人間の会話を主に成立させているアニメなので展開が早い。展開の早さをあまり苦でなく見せているのはある意味すごい事なのでは。作画に関しては前回に引き続きちょっと怪しい部分があるのだけど、前回も今回もヴァルカナメインのシーンなのが笑う。それぞれの過去が展開を通して明らかになっていくのは良いっすね。物語の展開としては面白く進んでいるし、引きも上手く次回が気になる感じだったのだが、次回予告で強烈なネタバレを食らうので非常に残念。いや、新しい事件が起こって誰が死んでもおかしくない進行で、更に川を流れていく人影が誰か判別しづらい演出だったのに「よっつんの川流れ」はさすがにいかんでしょ。

 

坂本ですが? (スタジオディーン) 2話

本当にしょうもないアニメだ……。これを観るくらいならアリが巣を作る様子を眺めている方がマシというレベル。どれを取っても平均を大きく下回るアニメ。少し展開が気になる部分はあるが、ここから驚くほどの超展開にならない限り駄作に名を連ねる事になるだろう。

 

キズナイーバー (TRIGGER) 3話

相変わらず作画や表現が洗練されていて良いですね。特に今回目を見張ったのは、日染のアパートの背景。汚さを感じるアパートを光の当て方によって美しく見せているその感じが非常に好き。キズナイーバーたちと園崎との両面で話が進んでいく進行もまた構成の良さを感じさせられる。素晴らしいです。

 

宇宙パトロールルル子 (TRIGGER) 2話,3話

何なんだろうなーこのアニメなーでもめっちゃ好き。溢れ出るTRIGGER感というか、キズナイーバーがTRIGGERのリアルな部分を抜き出した作品だとすると、宇宙パトロールルル子はTRIGGERのコミカルな部分を抜き出した作品って感じ。TRIGGERのテンポの早さを7分アニメに詰め込むとこうなるのかというのがよくわかる。セリフ回しなんかも思わせぶりで裏を読みたくなってしまう良いアニメだと思います。素晴らしい。