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2016年夏アニメ第十三週所感

夏アニメ最終週という事で、ねじ巻き精霊戦記を除いた今期終了アニメは全て終わりましたね。

どの作品も個性的な最終回を迎えており大変面白い週でした。

来週にはまた総括を上げようと思うのでそちらもご査収いただければ。

 

それでは今週もいってみましょう!

 

モブサイコ100 (ボンズ) 12話

最終話の構成としてはかなり良い纏め方だったなと感じる。中盤以降出番が減っていた霊験に大活躍の場を与えて「師匠」としての頼もしさを思い出させてくれた上で、そのユニークさの元である口達者な部分を十二分に生かしているという点でキャラをよく把握した作りに感動した。脚本のテンポ感も12話全体でほぼ一定で、最終話まで観た上で瀬古浩司氏の手腕の高さをやはりひしひしと感じる。第1話同様監督である立川譲氏がコンテ・演出を務めていたが、レイアウトや演出のクオリティの高さがずば抜けており、これまでの回の総決算として良く出来た回だったように思います。二期もありそうな終わり方だったので次も期待しています。

 

あまんちゅ! (J.C.STAFF) 12話

はい最高でした。やっぱりあまんちゅ!はてことぴかりの物語だったんだよなあという事を第1話からの回想やてこの言葉から再確認させてくれる大変良い回だった。海の中の描写は控えめだったからこそむしろてこの心の有様や機微が読み取れる作りになっていた。シナリオの構成が上手く、てこが成長した結果とぴかりと一緒に成長した系譜とぴかり自身の想いの変化とを非常に上手く、バランスよく表現できており、さすが赤尾でこ氏という感じであった。前クールのふらいんぐうぃっち同様本当に上手い構成の良いアニメでした。ありがとうJ.C.STAFF、ありがとう赤尾でこ氏。

 

アクティヴレイド 機動強襲室第八係 2nd (プロダクションアイムズ) 12話

笑いあり涙あり(なし)の良い最終回でした。3期もあるようなので楽しみだ。2話に分けても良かったんじゃないかと思うレベルの密度だったが、アクティヴレイドのあの空気感だからこそ許される部分は大きい。個人的には所長が泣き腫らした目で「別にいいじゃないですか!!」と叫んで総理が怯んだのを良い事に次々に承認されていく場面がめちゃくちゃ好きだった。バードがこの程度で終わりそうな人間ではないという事と、エイプがいるという事、ミュトスの妹の件などまだまだやってくれる準備は整っているので期待している。大変良い最終回でした。

 

クロムクロ (P.A.WORKS) 26話

良い最終回だった!!!! いやー良かったですよ。一時はどうなる事かとひやひやしたが、最後は本当に綺麗に纏まって大団円という感じですな。ワハハ。作画に関しては特に数話前から崩れていたので心配していたのだが、それも何とか持ち直してくれて大変良かった。脚本に関しても檜垣亮氏はやっぱりちゃんと纏めてくれるなあという印象で、剣之介が思いを捨て残るわけでもなく、由希奈と剣之介が完全に切り離される訳でもなく、誰もが過去を清算し希望を抱いて未来を迎えていたところが「希望を託す」という剣之介の言葉に合った結末になっていたのは本当に良かった。というか1話からずっと思ってたけど由希奈ちゃんメンタルつよすぎるね。もう今後何が起きても絶対大丈夫だろうなって自信を持って言える。いやー本当に良い最終回でした。ありがとうございました。

 

テイルズオブゼスティリア ザ クロス (ufotable) 13話

王道展開良いっすねえ。災禍の顕主がスレイを残して去るシーンが本当に好きで感動してしまった。あんなにかっこ良く主人公を生かせる漢気あるラスボスはそうそう演出できないぞ。コンテからして良いんだろうなというのが良くわかる。アリーシャが従者の契りを交わして神族一同と相見えるシーンも涙の自然な零れ方や影の作り方など、本当にufotableの繊細な絵作りが垣間見える。いやはや本当に良い回でした。2期確定という事で、次も期待できる完成度でした。素晴らしい!

 

91Days (朱夏) 12話

良い最終回だった。作画に関しては確かに最終話まで完全な状態に戻る事はなかったが、しかしやはり岸本卓氏が構成を手掛けているだけあって脚本と演出が抜群に良かった。今まで何があっても涙のひとつも見せなかったアヴィリオが虚無感から涙を流し、アヴィリオを撃ちひとり旅を始めようとするネロですら自分の最後が遠くない事を知っているような悟った顔つきで車を運転しているというのが本当に絶妙な演出で描かれていて大変良かった。EDでただ波だけを描き、その後波打ち際に残る片方がほんの少しだけ長いふたつの足跡が波にかき消されていくことで、2人の死が上手く暗喩され「全ては無駄事」という言葉がしっくり来る終わり方だったのがかなり印象的である。せっかくこれだけ良い話なのだから、これまでの回の作画も何とかなって欲しかったところだ。

 

マクロスΔ (サテライト) 26話

まあ案の定感情論エンドでしたね。ロイドも不幸な役回りだ。正直なところ売りであるはずの歌も途中途中で中途半端な演技を挟んでいてかなり不協和音なりがあり、不自然で蛇足だった。結局最後まで美雲さんはまともにメインを張れないままだし、三角関係が単に解消された結果頑張って気合いで解決しましたという実に恋愛脳な仕上がりになっていてはっきり言って好みが別れると感じる。というか私は嫌いだ。マクロスだし別に愛で解決するのは良いが雑すぎる。ウィンダミア側の大義やロイドの野望など、その辺りの設定が好きだっただけに単なる三角関係の根性論で終わってしまったのが残念でならない。非常に残念な最終話でした。

 

食戟のソーマ 弐ノ皿 (J.C.STAFF) 13話

良くも悪くも次期を見越した最終話だなあという印象。今までの話ではずっと幸平以外も大きく描いてきたが、今回ばかりはほとんど主人公である幸平のみにフォーカスを当て、今期でグッと成長したのだという事がはっきりわかる構成だった。しかしそれ故に少し物足りないというか、他のキャラの努力が1シーン程度で流されていったところも含めて中途半端だったなという印象も受ける。作画も演出も良かったが、これまでの回でグッと急いでいたのが集約されたように感じる回だった。良い回だった事は確かだが、良い最終回だったのかというと何とも言えない。少なくとも来期に期待したいという気持ちは一層強くなった。

 

Rewrite (エイトビット) 13話

いやあ酷い最終回でした。雰囲気アニメとしては良かったのかもしれないけれど、雰囲気アニメに必要な作画が壊滅的で、更に脚本としてかなりあやふやで説明不足な点が多かったというのが原因だったように思う。やはり原作をやっている事が前提になっているような作りで、未プレイ者視点で言うとかなり置いて行かれた感が強かった。それぞれに理由を求めてはいけないんだろうけど、これまでのkey作品が繊細で良かっただけにかなり大味な迷作と言える最終回になってしまったように思う。良いとは言えない最終回でした。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david production) 26話

かなりピーキーな内容の回だっただけに尖った演出が光る回でした。まあ全体的な質で言えば他の回よりも微妙な出来ではあったが、今までのわりとシリアスな内容の回とは違って馬鹿らしい表現が多く、間に挟む一話としてのクオリティと考えると良い回だったのかなとは感じる。ふでやすかずゆき氏脚本だった事もあり物語のバランスは良く、一話単体としての仕上がりは良かったように思われる。良い回でした。