2016年夏アニメ第八週所感

ToSにはまってしまいアニメを観られる時間も減ってきたので全部を観る事が出来なくなってきましたが、今週も何とか続いております。

若干秋らしい気候も見え隠れする季節ですね。

 

それでは今週もいってみましょう!

 

甘々と稲妻 (トムス・エンターテイメント) 8話

本っ当に素晴らしい回でした。今までの回に比べて若干テンポ感が異なっていたが、緩急のつけ方が尋常ではなく子どもの描き方が本当にリアルで巧いのと、斉藤啓也氏のレイアウトが抜群に良いのとでビックリしてしまった。特につむぎちゃんがお母さんのバッグが良いと言って鞄を抱き締めるシーンや、烏賊の目を見ているうちに想像の世界に意識が飛ばされてしまうシーンなど、ただただ心に来る作画・演出も多く、観終わった後に絶叫した。大知慶一郎氏脚本回は本当に子どもが記号化され過ぎず、リアルに等身大に描かれていて大変好きだ。いやあ本当に良い。本当に素晴らしい回でした。

 

アルスラーン戦記 風塵乱舞 (ライデンフィルム) 8話

タイトル回収回という事もあってかなり気合の入った回でした。全体的に作画の質も良く、演出の巧妙さも相まって最後5分程は鳥肌が立つほどだった。アルスラーンが父と相対する事を踏まえた上で自分の考えで決心するという非常に重要な回であり、転換点となる部分でタイトルを回収していく様は華麗としか言いようがなかった。原作が良いというだけに留まらない長期的な演出力の高さもアルスラーン戦記の魅力だと実感させられる大変良い回でした。

 

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (マッドハウス) 7話

大変良い回でした。やっぱりアルデラミンは良いアニメだ。背景設定や信仰などをキャラクターの口から説明口調でなく解説させる手腕が巧妙で、不自然さがなく世界観を把握する事が出来るのが魅力的だ。今回は軽いヤトリの戦闘シーンもあったが、レイアウトが素晴らしく、距離感から理解できる動きの速さや衝撃などが伝わってくるような良いアクションだった。カット割りなども上手く、観ていて飽きない回でした。素晴らしい。

 

テイルズオブゼスティリア ザ クロス (ufotable) 8話

お、栖原隆史氏コンテ演出回じゃん。だから何という訳ではないが、今回は作画的にもしんどい部分は少なそうだったので負担の低い回だったのかなという印象。テイルズオブゼスティリアに関してはもう落とすくらいしか不安要素がないので、安定して放送してくれているだけでありがたい。今回はミクリオが1人で神器を取りに行くことを決意した回だったが、スレイとの過去からの関係性やスレイの「寂しいと思った事ってないな」というセリフが際立つ構成になっていて良かった。全体としてのクオリティも高く良い回だったと思います。

 

モブサイコ100 (ボンズ) 7話

いやー相変わらず良いですねえ。作画の質やギャグのセンスなどどれを取っても本当に素晴らしい作品だ。特に櫻井孝宏大塚明夫のギャグ時のテンポ感の良さなど、観ていてさすがベテランだなあと感じるほどだ。というか大塚明夫さんのギャグのテンポ感は完全に大阪という土壌で形成されたものだよなあ……。ともあれアクションの作画や表現など、これまでの作品に類を見ない素晴らしさだと改めて感じる一話でした。大変良かった。

 

クロムクロ (P.A.WORKS) 21話

作画に若干の危うさはあったものの、ドラマチックで非常に良い回だったと思います。個人的にはシェンミイのガウス3号機が刀を持って中国武術を披露する部分のモーションが滅茶苦茶に好き。闘ってた敵の背部からブースターではない謎の光が発されて距離を詰められるあの謎技術感も非常に良かった。たぶん茂住さんも生きてるんだろうけど(生きてて欲しい)ああいう地味だけどドラマチックな死にざまを演出されてよかったなあという感じ。クライマックスの手前という感じが溢れる大変良い回でした。

 

バッテリー (ゼロジー) 7話

うーん良い。今回は特に剛と巧の間に生まれた感情のズレを上手くあらわした回だったなと感じる。冒頭の口論に加え、中盤での喧嘩、そして最終的にはそこを横手の6番に上手く利用されるという1話単位でしっかりと完結した面白い展開だった。また試合の経緯を一通り描くことで臨場感を出し、通常の野球アニメに見られるような主観での語りを挟まず無言の時間を作る事で、マウンド上でのバッテリーの孤独感やそれぞれの表情とが非常に上手く描けていると感じた。素晴らしい回でした。

 

アクティヴレイド 機動強襲室第八係 2nd (プロダクションアイムズ) 7話

OP,ED共に変わってましたね。EDは完全にお茶目って感じで好きだし、OPは相変わらずのSE入れまくりのダサいOPで安心した。アクティヴレイドの作風でこそあのダサい演出のOPが映えると思うし好き。今回は脚本玉井☆豪氏という事もありまたしてもギャグ感の非常に強い面白い回でした。いやめっちゃ面白かった。とりあえず玉井☆豪氏はあさみちゃんが好きなんだなという事がひしひしと伝わってくる。水着回という完全にサービスの回でかなり眼福だっただけではなく、女性陣から「変態」「キモい」などという言葉を大量に聞くことが出来て本当に満足だ。何だこの神回は。天才か? 久々に優勝してガッツポーズをキメてしまった。ぽれは金メダルを獲得したんやが、ぽまいはどうや?W

 

食戟のソーマ 弐之皿 (J.C.STAFF) 8話

あのーこれ、薙切レオノーラさんでシコっても良いんですか? 薙切アリスちゃんと合わせてシコっちゃって良いんですかね。正直最後の最後で薙切レオノーラさんと薙切アリスちゃんのペアが出てきた時点でそこまでの20分間のストーリーが全部頭からぶっ飛んでしまったんですが。それはともかくとして今回も安定感のある面白い回だったと思います。あと、幸平が2回目の魚河岸に入った時の背景が非常に美しく、その構図も相まって一時停止して観てしまった。その辺りも含めて大変良い回だったと思います。

 

NEW GAME! (動画工房) 8話

今回はねねっち回でしたね。原作でも思ってたけどねねっちハッタツっぽいよね。いやちゃんとバイト出来てるし社会生活もちゃんと遅れてるから良いんだけど。今回はねねっちがメインで描かれていた事もあって他のキャラがあまり出て来なかったというのも今までの回と異なる部分で、2/3となる8話で新たな登場人物も踏まえ一区切りという感じ。全体的なクオリティなどは他話に比べて飛び抜けているという事もなく悪いという事もなく、非常に平均的な回だったと思います。良い回でした。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない (david studio) 21話

緊張感のある大変良い回でした。吉良の倒錯を不気味に描いた上でその吉良に感情移入させる巧い演出だった。脚本のまとまりもよく最後に出てきたキラークイーンに対する絶望感も十分で、この後も連続する話なのにも関わらず1話としてしっかりと完結させられているという点でもすごい。今回は作画も良く、陰影のつけ方が丁寧だった印象。全体的なクオリティも高く、本当に良い回だったと思います。素晴らしい。

 

あまんちゅ! (J.C.STAFF) 7話

他人のだるまさんが転んだを観ててこんなに楽しかった事はないだろう。今回はまとちゃん先生の視点からぴかりの明るく元気な性格にスポットライトを当てたような回だったが、紫陽花がパッと映るシーンでのスローモーションにはカッと心打たれ、それまでの数分間はこの為にあったのだなあと感じた。このシーンを境にぴかりの性格がくっきりと認識され、この性格こそが今までの回で現れてきたぴかりの行動の元になっているんだなあと理解できた。初めはしっとりと始まった表面的にはほの暗い色合いの回だったが、非常に明るく発見の多い良い回でした。

 

Rewrite (エイトビット) 8話

悪い回ではなかったがこれまでに比べて質は低い回だったなと感じる。作画に関しては原画を海外班に丸投げしていたという事もあってかこれまで以上に不安定だった。シナリオに関しても篝ちゃんがあまりにも急に接近してきて駆け足だなと感じる部分が大きく、展開がかなり早いなと感じた。(もちろんこれまでも早かったがそれ以上に) 個人的に花澤香菜が嫌いという事もあり篝ちゃんのキャラクターに若干の嫌悪感を抱いてしまってるのもバイアスとしてはありそうだけど、それを抜きにしても1~7話に比べて雑だったなと感じる回でした。

 

DAYS (MAPPA) 8話

うーん。別に悪い作品ではないんだけど、ただただアツいだけでその他に何もないので展開として単調で面白みに欠ける。ここから決勝戦を経てどう変わっていくのか見物ではあるのだが、今のところこのままただ走って周りがそれに感化されて終わりというだけのシナリオなら切る事も考えようかなという感じ。今回は特にその感が強く、塚本がバカである事・周りが良いやつばかりである事だけが協調されている印象だった。あまり好きではない回でした。

 

タブー・タトゥー (J.C.STAFF) 6,7話

ちょっと言葉が見つからないので今後タブー・タトゥーについて書くのはやめますね。ただこの2話に関しては3~5話に比べるとまだキツさは抑えられてたかなと。